5日、日本アイ・ビー・エムはプライベートイベント「LotusDay 2005」開催に合わせ、Lotus Notes/Dominoの新バージョン「Lotus Notes/Domino7」の日本語版を発表した。
ノーツと言えばグループウェアの草分け的存在であり、現在もなお企業では多くのシェアを占めている。
ただ、良くも悪くもメインフレーム文化的な発想のソフトであることに変わりはなく、メール機能等もまだインターネットメールが主流になる前から独自の実装を行なってきた残滓が色濃い。unix 文化発祥のインターネットメールとは、最近でこそ相互通信に問題はなくなって来たが・・・
今回のバージョンアップはIBMが「20年の集大成」と呼ぶほど自信のものらしいが・・・確かに仕様的には「TCO削減」、「Notesクライアント機能拡張」「プログラミングモデルの拡張」等々、企業システムとしての視点からは充実したものとなっているようだ。
ただ、初日セッションの「評価体験談」と言うのを読んで驚いた。
私自身は昔々のバージョンを少し使った経験があるだけで、最近の事情に疎遠だったが、ユーザの声として特にクライアント機能に絞ってみると、
>>メールは毎日使うもの。書きかけでシステムがハングすることがあり、
>>ようやく自動保存できるようになってうれしい
とか
>>着信したメールがTOなのかCCなのかが一目でわかるのがよい
とか・・・おぃおぃ、依然としてそのレベルなの??(-.-)
有無を言わさず使わざるを得ない企業ユーザの皆様。お気の毒、としか・・