米マイクロソフトに対して起こされていた反トラスト法訴訟のうち、最後まで残っていた「大物」ともいえる米リアルネットワークス社による訴訟に対し、両社は和解に達したと発表した。
この和解により、マイクロソフトはリアルネットワークス社へ4億6000万ドルの和解金を支払うほか、3億100万ドルの現金(営業支援?)とMS社のサイトでのリアルネットワークス社製品の販売促進や、インスタント・メッセージ・サービスなどを提供する。見返りにリアルネットワークス社は世界中で起こしている全ての反トラスト法訴訟を取り下げるか訴訟団から撤退する。
また、Media Player と Real Player の互換性を高める技術提携など、広範囲の提携も行なう。
提携の仮想敵はずばり iTune だろう。
実際、今回の提携に対してリアルネットワークス社のロブ・グレイザーCEOは
アップル社は素晴らしい製品を生み出しているが、最終的に消費者は選択肢を求め、開放的な環境を選ぶとわれわれは確信している
とコメントしている。
一方これらに関して、AP通信の取材に対しアップル社はコメントを拒否したと言う。