2006年02月09日
エイベックス好調 | (ニュースの視点) |
3日、エイベックス(エイベックス・グループ・ホールディングス)は2005年4-12月期の連結業績予想を上方修正、売上高を前回予想比2.3%増の578億円とした。前年はCD販売数の減少等で赤字であったが、今期は音楽コンテンツ販売が好調でCD/DVDソフトなどの業績が予想を上回る見込みだと言う。
結局のところ、CCCD導入時の主張のひとつ、コピー蔓延でCD売り上げが、と言うのが全く関係なかったことが証明されたようなものだ(笑
一方、米国でAP通信とローリング・ストーン誌が共同で行なった世論調査によれば、音楽ファンの四分の三はCDが高すぎると考え、58%の人が音楽全体の質が低下しつつあると答えたと言う。
また、違法ダウンロードをしたことがあると答えた人は全体の8%ほどで、デジタルでの音楽購入も15%に過ぎない。音楽情報の入手手段も依然としてFMラジオが主であるという。
また音楽ファンの71%が1曲99セントなら妥当な価格だと考えているという。
すでに明確になりつつあるが、CD売り上げ低迷の原因は違法コピーでもなければ、音楽ファンの音楽離れでもない。音楽産業も自分たちが趣味嗜好性の強い分野で仕事をしているという事実をもう一度しっかり胸に刻むべきだろう。
一方、iPod等の専用のシリコンオーディオだけでなく、携帯電話にもプレーヤー機能が搭載されてきている現在、デジタル販売が主流になって行くのは間違いないだろうが、CDそのものが急激に無くなって行くということは今のところまだなさそうだ。
投稿者 shoda T. : 2006年02月09日 13:15
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コメント
>音楽ファンの四分の三はCDが高すぎると考え
日本よりもかなり安価に入手できるアメリカで、こういう主張が出るわけだから、アナログレコード時代の価格設定がそのまま横滑りして、定価販売安泰で知らん顔されている日本の音楽ファンも、このあたりはどんどん主張したほうがいいのになあ。まあ日本では、レンタルという制度が定着して、その不満を相殺しているのかもしれませんけど。
投稿者 rcsakai : 2006年02月11日 06:43
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