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2006年10月01日

ヒガンバナ(日常非日常)


秋の彼岸のころに咲くから彼岸花。
年に関係なく、きまって彼岸の頃に咲くのは、温度ではなく日照時間の変化に反応して咲くからだろう。
曼珠沙華と呼ばれることもある。
でも子供の頃は、なにかもっと違う名前で呼んでたような記憶もあるのだが・・・思い出さない。あるいはキツネノカミソリだったか・・・

キツネノカミソリと言うのは葉の形状から来ている。花と葉は同時には見られないことが多いので、別名で呼ばれたりする。
もっとも、このあたりに咲いているのは見たことがなかったが、良く似たキツネノカミソリと言う別の植物があるらしい。あるらしいと言うことしか知らなかったが、検索してみて驚いた。
最近たまに見かけるようになった、ちょっとニッコウキスゲっぽい花があるが、どうもそれらしい。これは昔はなかった花だ。それもここ数年?10年くらいの間に見られるようになったと思う。

ここ数十年で植生もずいぶん様変わりした。
気候の変化もあると思うが、それより自動車交通の発達で種子が遠くまで運ばれる機会が増えたのも関係あるような気がする。その上、道路のノリ面には外来の(たぶん、排ガスに強い)植物が植えられることも多い。これがまた近隣へ雑草として広がってるのだ。
人間の生活が変われば自然もまた変化していく。それを人の影響の大きさと見るのは人間のエゴ。実は逆で、人間こそ自然に生かされているかごの鳥でしかない。互いに関連したシステムとしての自然の中で生かされている一要素としての人間、と言う考え方が「エコロジー」の原点なのだが、最近はこの言葉さえ違ったニュアンスで使われることが多いようだ。しっぺ返しがなければいいが・・・

投稿者 shoda T. : 19:38 | コメント (2) | トラックバック