2006年11月16日
番号ポータビリティ(MNP)制度の効果は? | (ニュースの視点) |
10月から始まった番号ポータビリティ(MNP)制度もほぼ一ヶ月が過ぎ、厳密な評価はこれからとしても、おおよその傾向ははっきりしてきた。
14日に総務省が開催した「電気通信事業分野の競争評価についてのカンファレンス」で佐藤治正甲南大教授の質問に応じて、携帯電話事業者各社はこの結果を踏まえて下記のように自己評価を下している。
一人勝ち状態のKDDIは
>>ユーザーの選択の自由度を高める一つのステップとして,大変に意味が
>>あった(大山執行役員 渉外・広報本部長)
と手放しで評価。
一方、大幅な出超のNTTドコモは「今のところ負けっ放しなので話しにくい」としながらも
>>大半のユーザーは冷静だった(伊東取締役執行役員経営企画本部長)
と、全体的にユーザーの転入出がさほど多くなかったと指摘。
#ま、事実だけど、それは当初から予想出来てたことで(笑
同じく出超のソフトバンクモバイルは、買収によって参入したため準備期間が他社より短かったなどの事情を考慮すると
>>出足でこの程度の負けならまずまず(弓削ソフトバンクテレコム専務取締役)
と想定内(?)
導入直後のシステム停止によって混乱を招いたことの謝罪は行ったが、それがどれくらいの転出数の増加を抑える効果があったのか、には・・・もちろん言及していない模様。
さて、これから年末までにどの程度の結果が出るか、特にソフトバンクモバイルのお手並み拝見、と言ったところか。
投稿者 shoda T. : 2006年11月16日 22:01
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