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2006年12月10日

ネットはいつもβテスト状態?(日常非日常)

使ってないからあまり関係ないのだが、ココログが二日間掛けてメンテナンスをしていたが、けっきょく予定していたバージョンアップを中止して元に戻したという。

先にお伝えいたしましたとおり、本メンテナンスは「データベース分散化」及び「ココログベーシック/プラス/プロバージョンアップ」を目的として作業を行っておりました。

昨夜の負荷テストにて、負荷が高まりレスポンスが悪化するという現象が発生いたしました。当初は改善できる項目であると判断し、修正/検証作業を行いましたが、本日になっても原因の特定ができず、問題の解決には更に長時間を要すことが予想されたため、一旦メンテナンス前の状態に戻させていただき、12月7日(木)15時にサービスを再開いたします。


12/7 「12/5-12/7ココログメンテナンス」について

あきれてものも言えない。
ココログは以前にも「ベーシック(無償版)」と「プロ(有償版)」の優先順位でトチ狂ったとしか思えない対応をして物議をかもしたり、パフォーマンス向上に失敗し続けたという「実績」がある。
このような話は、なにも @nifty に限ったことではなく、マイクロソフトもMySpace等のバージョンアップで長い間サービス低下させたり、Q&Aサイトは長期間閉鎖してしまった実績もある。
他のプロバイダでもいくつかこのような例があるが、彼らはほんとうにオンラインでサービスを提供するということに対して、心構えが出来ているのだろうか?

たとえば、オンラインではないソフトであってさえ、正規のバージョンをリリースする前には、十分なチェックをした上、開発サイドでは気づかない諸々の問題点を洗い出すためにβテストを実施する。
大掛かりなソフトであれば、βテストで問題をフィックスした後、製品版に匹敵するRC版(製品候補版)を出し、最後のチェックを経て、正規リリースとするのが、最近の一般的な手法だ。
オフラインのソフトであれば、問題の出るユーザだけ古いバージョンに戻してもらう、と言うことが可能だが、それでも、これくらいの念を入れるのが当たり前になっている。オンラインサービスであればそうはいかない。All or Nothing なのだ。現にココログは元のバージョンに戻さざるを得なかったわけだし。
だからこそ、オフラインソフトの十倍くらい念を入れても罰は当たらないと思う。
ところが @nifty にしてもマイクロソフトにしても、どうもぶっつけ本番でバージョンアップに挑んでいるようにしか思えない。
ぶっつけ本番ではないとしても、β版ではなく、α版(開発関係だけでのうちわのテスト版)からいきなり本番に持ち込んでいるのは明白だ。
どうしてテストサーバを立てて、希望者 or 志願者だけを相手にβテストをしないのか。
実際、そういうテストをやってから本番に持ち込んでいるオンラインサービスも多いのだが・・・それでもレスポンスの向上などの、最終的に本番でないとチェックし切れない項目は残るだろうが、少なくともバージョンアップに失敗して元に戻す、などと言うブザマなことにはならないはずだ。
@nifty 全体に驕りがあるとしか思えない。

投稿者 shoda T. : 17:31 | コメント (2) | トラックバック