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2007年04月05日

ライブドア、原点回帰で起死回生なるか(ニュースの視点)

2日、ライブドアは持ち株会社ライブドアホールディングに移行するとともに、新たな会社としてライブドアを設立。新会社では主にポータルサイト運営事業とデータセンター運営事業を行う。
それ以外の事業、たとえば公衆無線LAN事業「livedoor Wireless」等はライブドアホールディングスが受け継ぎ、運用保守のみを新生ライブドアが行っているが、数ヶ月以内に売却する方針であることを明らかにした。

ライブドアHDの社長には旧ライブドアの社長平松庚三氏が、新生ライブドアの社長には旧ライブドアの執行役員出澤剛氏が就任、というこで経営体制に変更はない。
新たな事業会社を設立したのは早い時期の負債清算が目的と見られ、9月には単月での黒字を、三年後には売上100億円を目指す。

ポータルサイト系としてはブログのユーザー数がだんとつ一位だそうで、ブログやSNSなどに活路を見出そうとしているようだ。今月末にはSNS的機能を付加した新しいブログサイト「PRAC」も始める。
しかし、そもそもライブドアは一貫して「本流」として追い続けて来た分野のない会社だ。平松氏にしても元々が弥生と言う会計ソフトの開発会社出身で、ライブドアに併合され、その後に「事件」で創業メンバーが抜けたために請われて(?)トップに立った人だ。
逆に言えば、「本流」がないだけに、どうとでも化けさせる身軽さはあるかもしれないが、それが吉と出るのか所詮二番煎じで低迷するのか・・・はたして三年後の100億円企業は可能なのか。いよいよ正念場に追い詰められて来た、と言う感じもぬぐいきれない。

投稿者 shoda T. : 2007年04月05日 01:43

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