Second Life(http://secondlife.com/)は一種のオンラインRPGゲームなのだが、ゲーム性よりもSNS的な日常性を強調した造りと、3Dアバター(仮身)や実社会と連動可能な仮想「通貨」の導入など、わかりやすさと参入の容易さ(の幻想)をITと距離感をいだく人々にも抱かせているのか、日本でも人気が高まっているようだ。
現在はまだ英語版しか利用出来ないが、もうすぐ日本版も登場するとあってここんとこ日本の企業社会で話題を振りまいているようだ。
残念ながら、私の周りにはやっているという人はいないようで、米国は知らないが、日本ではユーザよりも「供給側」の関心の方が過剰なようで(笑
最近の日経BPでの記事を検索しただけでも、これだけ出て来た。
・H.I.S.、「Second Life」内に仮想店舗を開設
・インプレス、株主総会を「Second Life」でライブ中継
・Second Lifeで、日本人向けリゾートの土地を区画販売、ティーカップ
・トランスコスモス、セカンドライフでアバター派遣サービスを開始
・「Second Life」で株主総会をリアルタイム中継、ネットエイジグループ
特にトランスコスモス関係では上記のニュースになっているアバター派遣業だけでなく、トランスコスモス、フロム・ソフトウェア(ゲームソフト)と産経新聞の3社が合弁会社((株)ココア)を設立して、東京を再現した3D仮想世界の構築事業に参入すると言う話も伝わっており、メディア関係からの注目度も高いようだ。
さて、現在のWEBベースのネットショップのどれほどがSecond Life などのメタバース(仮想世界)店舗に食われるのか、楽天などがどのような対抗手段に出てくるのか、ドコモのどっちらけパクリもさることながら、流行の息切れ感が目だって来た「WEB2.0」に代わって、メタバース関係・・・まだまだ目が離せないようだ。