7日、米レノボは欧州のPCメーカーであるパッカードベルの買収を検討することで、覚え書きを交わしたことを発表した。
パッカードベルは、ヒューレットパッカードともベル(AT&T)とも無関係。
元々米国の無線機メーカーだが、90年代に低価格PCに進出。その後、NECが買収して、国内でもNECとのダブルブランドで販売されていたこともある。
しかしNECはパッカードベルNECを、昨年10月に米eMachinesの創業者の一人John Hui氏へ売却した(eMachines自体は2004年に米ゲートウェイが買収)。
パッカードベルには台湾Acerも関心を持っていると言われているが、Hui氏は否定している。
レノボは中国資本だが、母体は元IBMのPC部門なわけで、今回の買収が実現すれば、さしずめコンピュータメーカーが手放したPCメーカー連合と言うことになるのか。
パッカードベル自体は欧州中心でシェアはさほど大きくないが、この連合により、HP(コンパック、DEC)、デル、レノボの3強の地位は一段と強化されると言うことになるだろうか。