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2007年08月23日

パラマウント、Blu-ray Disc切捨て?(ニュースの視点)

.20日(現地時間)、米Paramount Picturesと米DreamWorks Animationは、今後はHD DVDフォーマットでのみ作品を供給していく方針に転換したと発表した。
これまではHD DVDと同時にBlu-ray Discフォーマットでもタイトルをリリースしていたが、Blu-ray Discタイトルは出荷停止とし、今後発売されるタイトルは HD DVDのみとで供給していくという(ただしスピルバーグ作品は対象外だと言う・・・)。

これを受けて、21日にはパラマウントホームエンタテイメントジャパンも、今後は日本でもHD DVDのみを支持していくと表明した。
米国と日本では市場動向に違いがあるが、日本法人としてParamountの決定に従う必要があるだけでなく、実質的に、タイトルそのものも米国から供給を受けているため、日本独自でBlu-ray Discでリリースするのが難しいのも理由であると説明している。

今回の決定は「現行のサービスを詳細に評価した結果、特に技術やコスト面などでHD DVDの明らかな優位性を確認した」ため、としているが、技術やコスト面だけであれば当初から比較可能であったわけで・・・
表面的には語られていないが「政治的」な面があるのか、あるいは実際の米国での普及状況に対応した結果なのか、イマイチよくわからない(米国ではXBOX 360がHD DVDを採用している他、廉価なHD DVD装置が販売を伸ばしていると言う話もある)。

パラマウントの決定が永久的なものとは思えないが、他のタイトル供給者や両陣営の今後のシェア争いにどれくらい影響を与えるか、見ものだ。

投稿者 shoda T. : 2007年08月23日 12:41

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