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2007年09月19日

解体進む三洋電機・・・(ニュースの視点)

三洋電機は携帯電話からの撤退に続き、半導体子会社の売却も進めている。

14日明らかになったところによれば、携帯電話事業については、京セラが買収する方向で最終調整に入ったという。
買収が実現すれば、京セラはウィルコム向けのみであるのに対し、三洋電機はKDDI向けを中心に、一部ドコモにも端末を納入していること。
北米向けには、京セラがクアルコムから買収した携帯電話事業を持つが赤字に苦しんでいるのに対し、三洋電機は北米向けが7割と多く善戦しており、補完効果は大きい。
買収が実現すれば、京セラは国内では、パナソニックモバイルなどと並ぶ2位グループに浮上することになる。

一方、半導体子会社については投資ファンドを中心とした虚虚実実の入札劇が展開しているようで、先行きは不明だ。
どうやら再建とか解体と言う以前に、三洋電機に出資している金融グループの負債の削減や体裁だけ重視されているようだ。

半導体事業は、工場が二度の地震による被害を受けるなど、三洋電機の業績不振の最大の要因と言われているだけに、再建はもちろん、売却もなかなか難しいようだ。

・・・さて、切り刻まれて・・・最後に残るものがあるのだろうか(-_-;)

投稿者 shoda T. : 22:40 | コメント (0) | トラックバック