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2008年08月26日

米連邦裁判所、著作権保有者の行き過ぎた削除要求をけん制。(ニュースの視点)

20日(現地時間)、米連邦裁判所は電子フロンティア財団(EFF)がUniversal Music Publishing Group(UMPG)を相手取って起こした訴訟で、コンテンツ企業は、著作権侵害を理由にWebコンテンツの削除を要求する前に、公正使用であるかどうかどうかを検討しなければならない、として、UMPGからの訴訟棄却請求を退けた。
この裁判は、UMPGが著作権を侵害していないビデオをYouTubeから削除させたのは言論の自由の侵害だ、としてEFFが起こしたもの。
(具体的に訴訟で問題となったのは、プリンスの曲に合わせて踊る幼児を写したホームビデオ。いったん削除されたビデオは再投稿されて現在観ることができる。
http://jp.youtube.com/watch?v=N1KfJHFWlhQ
観ればわかるが、完全に家族によるホームビデオであり、プリンスの曲にしても、TV(?)からの音声がバックでノイズ並みに流れている程度で、なぜ削除依頼したのかよくわからない。CMかPVか何かと勘違いしたのだろうか?)

EFFは、「一部のコンテンツ保有者はデジタルミレニアム著作権法(DMCA)のプロセスで『先に撃っておいて後で質問する』方式を取っており、著作権を侵害しない公正使用に対する不適切な削除があまりに多くなっている」とし、この判決はインターネット上の言論の自由と公正使用の大きな勝利だとコメントしている。

投稿者 shoda T. : 21:31 | コメント (0) | トラックバック