1日午後9時半、福田首相は記者会見を開き、辞意を表明した。
理由として何点か挙げているが、いずれも突然の辞任の理由付けとして説得力のあるものではない。
とりわけ、内閣改造をしたばかりの直後の豹変に、野党ばかりではなく自民党の議員や新任されたばかりの閣僚も戸惑うばかりだ。
それでも自民党は新党首選出へ動き出した。後任には麻生幹事長が有力視されているが・・・
記者会見はマスコミ関係はもちろん、大半の自民党議員にも予告なく行われるなど、一年前の安倍辞任に酷似。会見で福田首相は自身の「功績」を総括したのち、この時期に辞任する理由として
1.(先国会での民主党による審議引き延ばしや審議拒否のようなことが)
今度の(臨時)国会で起こってはならない。そのためにも態勢を整えた
上で国会に臨むべきだと考えた。
2.国民生活を第一に考えるなら、今ここで政治的空白を生じ、政策実施の
歩みを止めてはならない。
3.(自分が辞めることで)新しい布陣の下に政策の実現を図った方がいい。
と判断し決断した、と述べた。
安倍辞任と異なるのは、「健康上の理由」がない点くらいか?(笑
さすがに病気は捏造出来なかった(する必要がなかった?)ようだ。
なお、後見役と目される森元首相は、ここのところしきりに総裁交代を示唆するような発言を繰り返していたと云われ、国民のみならず(支持率はずっと低迷したまま)自民党内部での支持まで急速に失っていることが直接の原因ではないかとみられている。