28日(現地時間)、米国の著名な日刊紙の一つであるChristian Science Monitor紙(以下Monitor紙)は、来年4月から紙媒体による発行を止めインターネット新聞に移行する計画を発表した。
紙媒体での発行は週刊とし、有料購読者には毎日のニュースを電子メールで送信する。
同紙は1996年より、Webサイト(http://www.csmonitor.com/)を開設、紙媒体と同様のコンテンツや過去記事のアーカイブなどを提供しており、来春までにさらに内容の強化をはかるとしている。
New York Timesによれば、70年代に22万部を発行していたMonitor紙も、近年は5万部程度まで落ち込んでいるという。
雑誌や百科事典などで完全にインターネットのみに移行した例は幾つかあるが、日刊紙(新聞)ではまだ珍しいと思われるが、今後はこの動きは加速していくのかもしれない。