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2009年02月05日

ブログ「炎上」で初の逮捕者。 (ニュースの視点)

4日、警視庁中野署は、お笑いタレント、スマイリーキクチ(37歳)さんのブログに殺害予告を書き込んだとして、川崎市の派遣社員(女性、29歳)を脅迫容疑で書類送検した。

同署幹部によれば、容疑者は1988~89年に東京足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件にスマイリーキクチさんが関与したと信じ込んで、昨年12月26日、自宅パソコンから「殺す」などの脅迫的なコメントを書き込んだ疑いで取り調べを受け、「許せなかった」と容疑を認めているという。
警視庁は、同様な内容で同ブログを攻撃したとして17~45歳の男女18人についても、名誉棄損容疑で書類送検する予定だという。

スマイリーキクチさんを巡っては、昨年1~4月に同氏のブログやネット上の掲示板などで、コンクリート詰め殺人事件の犯人であるかのような事実無根の書き込みが殺到。そのため同氏は昨年4月に書き込みを制限するとともに、同署に被害届を出していた。

その後、スマイリーキクチさんはブログの制限を解除したが、昨年12月24日、人気女性タレントの飯島愛さんが渋谷区内の自室で遺体で発見された際、容疑者は飯島さんのホームページなどを見て、同氏と飯島さんがこの殺人事件に関与したと誤解。「殺人のような犯罪に加担した人は許せないと思った」と供述しているという。

火のないところに煙はたたないのか?・・・
そもそものきっかけは所属芸能事務所が「足立区出身の元不良」との謳い文句でスマイリーキクチさんを売り出したことにあるらしい。
「わる」のイメージで売りだしておいて、批判が出るとしっぽを捲いて警察に訴えるというのもなんだかねぇ、って気がしなくもないですが :-)

マスコミはこの「事件」を一方的に「だからネットは」的な批判論調で報道してますが、そもそも「炎上」にしても、最初の拙い対応(一方的削除とか言葉足らずな弁解)が油を注ぐことが大半。
その後の、たかが数百件の批判的誹謗中傷が書き込まれた程度のことで、警察沙汰にするというのも、あまりにネットを買いかぶりすぎた反応だと思うのですが・・・
TVの前の罵詈雑言は本人には聞こえないので気にしてないのでしょうがネットのような双方向な場でのコメントには過敏に反応すると言うことでしょうか。
ま、ただコメントする側も加熱しやすいので自重は必要ですね。

どちらが危険かは一概には言えないと思いますが、今後、TVが双方向機能をふつうに実現した時、彼らはどのような対応を見せるのでしょう?

投稿者 shoda T. : 18:59 | コメント (2) | トラックバック