4日、トレンドマイクロは「インターネット脅威マンスリーレポート-2009年2月度」を発表したが、それによれば不正な設定ファイルやウィルスなどの不正プログラム(マルウェア)による2月の感染被害報告は5713件で前月比の約15%増となっている。
被害が最も多かったのは、USBメモリなどリムーバブルメディア関連の不正な設定ファイル「MAL_OTORUN」、2位はワーム型ウィルスの「WORM_DOWNAD」だった。
WORM_DOWNADは、1月の警視庁のオンラインシステム、2月の東大附属病院、さらにこの2日には大阪府羽曳野市役所で約1100台のパソコン端末のうち一割以上で感染が見つかり、復旧に40時間以上を費やした。
WORM_DOWNADもUSBメモリ経由で感染する亜種が増えているということで、相変わらず USBメモリ経由の感染がダントツに多い。