マイクロソフトは次期OSであるWindows 7の製品候補版(RC版)のダウンロード配布を開始した。MSDNおよびTechNetに登録した技術者向けには既に4月30日(米国時間)にダウンロードサイトを公開したのに続き、5日(米国時間)には英語サイトで、さらに7日からは日本向けのダウンロードサイトで一般公開を開始した。Windows7 RC版日本語版そのものは、当初から各サイトで英語版と同時に提供されている。
公開はインストール用DVDのイメージ(ISO形式ファイル)のみで、ダウンロード後、DVDに書き込みインストール用DVDを作成しなければならない。
Windows7 RC版は、ライセンス不要(プロダクトキーはダウンロード時に提示される)で来年6月1日まで使用可能だが、これで大きな不具合がなければこのまま、または少しの変更のみで今年中には製品版が発売されると見られている。
一方、7日に米トレンドマイクロが公表したところによれば、Windows7 RC版に見せかけたウィルスを確認したと云う。
同社が「TROJ_DROPPER.SPX」と命名している今回確認されたウィルスは自己解凍形式の実行ファイルで、実行すると「CODEC.EXE」と「SETUP.EXE」というファイルが生成され、SETUP.EXEを実行すると次々と別のウィルスをダウンロードし、パソコンを乗っ取られる恐れがある。