9月30日、パナソニックはブラウン管製造事業を終了すると発表した。
パナソニック、東芝、ソニー等の国内でのブラウン管製造は既に2004年頃に終了しているが、その後もパナソニックは子会社で東芝と事業統合会社であるMT映像ディスプレイにより、中国での合弁会社で製造を続けていた。
パナソニックはこの北京・松下ディスプレイデバイスの出資持分すべてを合弁パートナー企業に譲渡することを決定した。
パナソニックは1954年以来55年にわたり続けてきたブラウン管製造から撤退する。ただ、アジアを中心に需要はまだ存在するので、組み立てと保守事業は継続する。
国内でのブラウン管TVの需要は2004、5年を境に急激に落ちており、現在はほとんど需要は存在しないと云われている。
東芝は松下と統合した時点で、ソニーも昨年3月で製造を終了しており、これで国内メーカでブラウン管を製造する企業は無くなった。