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2009年10月01日

ICANN、米政府から独立で合意(ニュースの視点)

9月30日(米国時間)、米商務省とICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers:インターネットのドメインやIPアドレス割当などの管理を行う米国の団体)は、ICANNが「独立機関として、いかなる単一の組織にも支配されない」ことを定めた新たな合意に署名したことを発表した。この合意では、ICANNが今後も民間の非営利団体であり続けることについても明記している。

ICANNは1998年に、米国政府に代わり、トップレベルドメイン名システムの管理やIPアドレス空間の割当などを統括することを目的に設立された。
元々インターネットは米国から始まり発展した経緯もあり、ICANNが管理しているトップレベルのドメイン(.comなど)は米国に属すると勘違いしている人もいるが、実際は国とは無関係のもの(米国ドメイン .us はあまり使われていないことも影響している)。
しかし、これまでの米商務省との協定では、米国内の機関という性格が色濃く出たものであった。
今回の合意は長期にわたるものであり、期間に限定されることなく、文字通り世界のトップレベルのドメイン管理を行う団体として、真の国際機関として発展していく第一歩となるものだろう。

投稿者 shoda T. : 2009年10月01日 16:44

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