WIREDの編集長のアンダーソンが書いた「フリー」と云う本がNHK出版から翻訳で出るらしい。
この人、freemium(freeとpremiumからの造語)という言葉を言いだした人で、他にも longtail なんて造語もある。
ま、freemium ってのは、基本部分(サービス)は無料で広く提供し、高機能のプレミアム版を有償で購入してもらうというビジネスモデルのことで・・・よくあるよね、最近は。
どっかのソフトも似た事やってた?う~む、それは気のせいです(笑
その freemium について書いたのが「フリー」と云う本で、アメリカじゃ出版に先立って無料で内容公開するなど、freemium を地で行ったプロモートをやった。
それを日本でもやるらしい。というか、昨日からやっている。
ただし、無料公開は本文部分(他に出版本には巻末付録が三篇、日本語解説があって・・・無料公開は7割くらいのページ数?)だけだし、限定一万名様(笑 で、NHK出版のフリーミアムの試みも、なかなか成功しているみたいだ。 |
追加:
で、その無償配布と引き換えにアンケートをやっていて、その結果がリアルタイムで公開されている。
現在のところ六千名を越えてるわけだから、統計としては十分確たる結果だと思う。
Q1 あなたは「フリーミアム」をご存じでしたか?
YES: 25%
NO: 75%
Q2 あなたの周りにはフリーミアムを使ったビジネスがありますか?
YES: 26%
NO: 37%
たぶん: 37%
Q3 Google, mixi, twitterなど、あなたが現在使っている無料オンライン・サービスが有料化したらどうしますか?
お金を払っても使い続ける: 24%
無料で同様のサービスに乗り換える: 76%
Q4 あなたが愛読するニュースサイトなど大手マスメディアの無料オンライン・コンテンツが有料化したらどうしますか?
お金を払っても読む: 15%
無料のコンテンツを探す: 85%
Q5 デジタル経済はさらなる無料化を突き進むでしょうか? それとも課金ビジネスが巻き返していくでしょうか?
無料化: 16%
課金化: 5%
両者のハイブリッド: 74%
わからない: 5%
15%とか24%って結構高率なんだけど・・・それだけ、今あるサービスは質が高いとも言えるし、このビジネスモデルもまだまだ黎明期なのかも、と思わせる数字だ。
たぶん、今後もっと増えて玉石混交感が増えれば、数%とかその程度の数字に落ちると思う。これまでの経験則から言えば、ね :-)