1日、「2ちゃんねる」を運用しているサーバがサイバー攻撃にあい、数日にわたりアクセスしづらい状況が続いた。
直接のきっかけは、冬季オリンピックに関してキム・ヨナ選手に対し多数の批判が2ちゃんねるに書きこまれたのに韓国ファンが反発したことだと云われている。
しかしいち早く2ちゃんねる攻撃を開始したコミュニティーサイト 「テロ対応連合」が会員数11万人を突破したり、他にも「愛国の志士連盟協会」などのサイトが立ち上げられるなど、攻撃が組織的であることや、折しも3月1日は韓国の独立記念日にあたることなど、事前に周到な攻撃計画が立てられていたのではないか、という見方もある。
「2ちゃんねる」のサーバは米国のセンターに設置されており、同センターには米政府機関に関係するサーバや、多数の企業サーバもあり、影響を受けている。運営企業によれば損害額は約250万ドル(約2億2千万円)にも上るという。
そのため、運用企業はFBIやサンフランシスコ市警と協議しており、法的措置も検討していると云う。
また、6日土曜日には「2ちゃんねる」への二次攻撃も計画されているとも云われており、韓国・米国両サイドで対策が練られているようだ。
ただ、面白半分に攻撃に参加した韓国ユーザの中には、FBIの登場など、思わぬ方向への波及に困惑している人も多く、再度の攻撃は、あったとしても今回ほどの規模にはならないだろう。