国内での所謂スマートフォンの販売は、iPhone が独り勝ちの状態だが、国内キャリアは相次いで iPhone 以外の機種の販売を本格化させる。
4月1日、NTTドコモは Android 1.6搭載のソニーエリクソン製のスマートフォン「Xperia(SO-01B)」の販売を開始した。すでに予約だけで5万台の受注があるという。
これをけん制するかのように、3月30日、au(KDDI) はシャープ製のスマートブック「IS01」と、東芝製スマートフォン「IS02」を6月上旬以降に発売すると発表した。
ただし、発売が6月以降であることや、IS01が Android 1.6、IS02 は Windows Mobile 6.5.3搭載であること。IS01は通話は可能だがハンズフリー通話のみであることや、ezweb メールには8月以降のアップデートでしか対応出来ないことなど、「間に合わせ」感は否めない。
一方で、iPhone を独占しているソフトバンクモバイルだが、もう一つの選択肢として、HTC製のAndroid搭載スマートフォン「HTC Desire(X06HT)」を4月下旬に発売すると3月28日発表した。
HTC はGoogle の Nexus One の製造元であり、HTC Desireは一部の仕様が異なるものの、最新の Android 2.1 を採用するなど、実際のところほぼ Nexus One と同等のものだ。
HTCはすでにWiMAXにも対応した上位機種 EVO 4Gの今夏発売を発表しており、いずれ国内にも導入されるだろう。
また、京セラも米国で Android 1.6搭載のスマートフォン Zio M6000 を発表しており(発売は第二四半期)、いずれは国内市場にも投入する可能性が高い。