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2010年05月20日

JASRACの2009年度の使用料徴収額、過去最大の下げ幅に。(ニュースの視点)

19日、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は定例記者会見を行い2009年度の活動結果を報告した。
使用料徴収額は1094億6429万7713円で、前年度比3.1%減と過去最大となった。これはオーディオディスクの売上が大幅減(徴収額169億3895万6150円、前年度比で17.4%減)となったことや、不況の影響で放送等も減少(同271億7860万8661円、2.1%減)となったことが大きい。

一方、動画ストリームやダウンロードなどのインタラクティブ配信は増加(同94億4716万1779円、6.3%増)となった。総額はまだまだ少ないが、動画等のストリーム(同7億6720万1359円、43.8%増)や、音楽配信や着うたフルなどのダウンロード(同51億1988万9528円、18.2%増)などが大幅に増加している一方、着信メロディダウンロード(同8億682万2721円、29.1%減)やオリジナル音源着信音(同14億3225万9792円、20.6%減)などが大幅に減少し、世代交代がはっきりした格好だ。

iPodなどの携帯音楽プレーヤが対象外となっている私的録音補償金は、大幅に減額(同1億3686万7520円、35.5%減)したのに対し、Blu-ray Discが対象になった私的録画補償金は微増(同2億3311万4828円、1.5%増)と、こちらも世代交代を如実に示している。

今後の方針としてネットでの著作権管理を強化するとしている。

投稿者 shoda T. : 17:01 | コメント (0) | トラックバック