4日(米国時間)、米グーグルはリアルタイムのコラボレーションサービス「Wave」の開発プロジェクトを中止すると発表した。
Waveの公開は年内限りとし、Waveで開発された技術は他の製品へ応用していくが、Waveそのものの開発は打ち切る。
Waveは2009年5月に発表され、電子メールやインスタントメッセージ、SNS、文書共有などの様々な機能を融合したサービスとして、Google が意欲的に取り組んでいたもので、最終的には Google のサービスの多くをこれに統合するかの如く喧伝していたものだ。
同社フェローのウルス・ヘルツル上級副社長は「Waveは我々が期待したほどには利用者へ受け入れられなかった」と公式ブログで説明している。
結局のところ、開発チームの意欲とは裏腹に、いまいちコンセプトの明確ではない(どこが画期的?)ことが、そのままユーザの評価につながったようだ。
それにしても変わり身の速い Google には感心する。