2010年10月 バックナンバー

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2010年10月13日

9月のたばこ販売、昨年の88%増。(ニュースの視点)

12日、日本たばこ協会が発表したところによれば、9月の紙巻きたばこの販売実績は前年同月比88.0%増と値上げ前の駆け込み需要で大幅増となった。

値上げ前日の9月30日には、普段の数倍から10倍以上も売れた店もあるとのことだが・・・ま、こう云う時期だけに、前年比の88%増が多いのか少ないのかはよくわかりません(個人的には少ないと思いますが)。

駆け込みで数カートン買いこんで、ん万円儲けた、と云う人もいますが、そりゃちょっと違うんぢゃないの?と思わなくもないですが・・・

厚生労働省の研究班が、受動喫煙との因果関係がはっきりしてる疾患の死者だけでも、年間6800人以上にものぼると云う推計を発表しています。
なお、昨年の交通事故の死者は4,914人です。

いずれにしても、誰にも迷惑のかからんとこで吸って、一人で肺がんにでもなって苦しんでください:-( >>喫煙者殿

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投稿者 shoda T. : 21:19 | コメント (0) | トラックバック

2010年10月10日

ぞろめ(日常非日常)

気がついたら一時間ほど過ぎてたので・・・やらせ、ですが(笑
記念カキコ

・・・あぁ、カキコなんて言葉もそろそろ死語?

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投稿者 shoda T. : 10:10 | コメント (0) | トラックバック

2010年10月07日

米ニューズウィーク誌、経営権をJBLのハーマン氏へ一ドルで売却。(ニュースの視点)

6日、AP通信が報じたところによれば、米ワシントン・ポスト紙は保有していたニューズウィーク誌の経営権を、「JBL」や「インフィニティ」などの音響メーカ経営者であるシドニー・ハーマン氏へ8月に売却することで合意した。

売却金額は一ドル(約98円)。
ただし、一千万ドル(8億3000万円)とも云われる同誌の負債や、同誌の社員年金をポスト紙が負担する代わりに、ポスト紙側が求めた
1.同誌社員約300人の雇用を維持する。
2.雑誌発行とニュースサイト充実を続ける。
などの条件を、ハーマン氏が受け入れるのが条件であった。

これにより、ニューズウィーク誌はワシントン・ポストを離れるが、これまで同様の編集陣で、これまで同様に発行が続けられることが確定した。

ただ、紙媒体の衰退や、ハーマン氏自身も92歳と高齢であることなど、当面は発行が保証されたとは云え、将来に対する不透明感はぬぐえない。

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投稿者 shoda T. : 22:00 | コメント (0) | トラックバック

パナソニック、TOB終了、三洋と電工株の8割以上を取得。(ニュースの視点)

7日、パナソニックは傘下の三洋電機とパナソニック電工の完全子会社化を目指して実施した株式公開買い付け(TOB)の結果を公表した。
TOBは8月23日から10月6日にかけて実施され、買い付け総額は5,251億円、最終的に出資比率は三洋が80.98%、電工が83.93%となった。
応募しなかった株主については、来年4月までに、TOB価格を基準にした比率でパナソニック株を割り当てる。
株式交換による完全子会社化には株主の三分の二以上の賛成が必要だが、両社とも80%以上を確保したことで順調に進みそうだ。

パナソニックは両社を完全子会社化後、2012年初頭をめどに会社の枠を超えて重複事業を整理するなど組織の再編を実施し相乗効果の最大化を図る方針。

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投稿者 shoda T. : 20:59 | コメント (0) | トラックバック

2010年10月06日

2010年のノーベル賞(ニュースの視点)

・物理学賞
英マンチェスター大メゾサイエンス・ナノテクノロジー研究所長、Andre Geim(アンドレ・ガイム、51歳)
英マンチェスター大教授、英王立協会フェロー、Konstantin Novoselov(コンスタンチン・ノボセロフ、36歳)
受章理由:「二次元物質グラフェンに関する革新的実験」

奇しくも二人とも旧ソ連生まれで、現在は西ヨーロッパへ移住しオランダ国籍(ガイア氏)と英・露国籍(ノボセロフ氏)であり、他の受賞者に比べ若い。業績も2004年と最近であることが特徴だ。
また、物理学賞のガイム氏は2000年に「カエルを生きたまま磁力で浮かせる実験」でイグ・ノーベル賞を受賞しており、初の両賞受賞者となる。

・化学賞
米デラウェア大名誉教授、Richard F. Heck(リチャード・ヘック、79歳)
米パデュー大特別教授、Ei-ichi Negishi(根岸英一、75歳)
北海道大名誉教授、Akira Suzuki(鈴木章、80歳)
受章理由:「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」

・医学賞
英ケンブリッジ大名誉教授、Robert G. Edwards(ロバート・エドワーズ、85歳)
受章理由:「体外受精技術の開発」

世界初の体外受精児、ルイーズさんの「産みの親」である。ルイーズさんのケースにいっしょに取り組んだパトリック・ステプトー氏(産婦人科医)はすでに亡くなっているため、エドワーズ氏だけの受章となった。

・文学賞
ペルーの作家、Mario Vargas Llosa(マリオ・バルガスリョサ、74歳)
受章理由:「権力構造の『地図』を作り、個人の抵抗、反抗、挫折を鋭く描き出している」

・平和賞
中国の作家、Liu Xiaobo(劉暁波、リュウ・シャオボー、54歳)
受章理由:「中国の基本的人権確立のために長期にわたる非暴力の闘いを
継続した」

劉暁波氏はそれまで米コロンビア大学の客員研究者として米国に滞在していたが、1989年に民主化運動の勃発とともに帰国し、天安門事件等一貫して反体制として人権保障などの民主化を呼びかけ続けている。
2008年の三権分立など共産党の一党独裁体制の撤廃を求めた零八憲章の起草にも関わり拘束、現在2020年までの懲役刑を受け服役中。

当然ながら、中国政府はこの受章に嫌悪感を示しており、訪中したノルウェー閣僚との会合を中止、来月開催のノルウェー人歌手のミュージカルを中止に追い込むなどのノルウェーへの制裁や、妻の劉霞さんを軟禁状態に置くなど態度を硬化させている。

・経済学賞
米マサチューセッツ工科大教授、Peter A. Diamond(ピーター・ダイヤモンド、70歳)
米ノースウェスタン大教、Dale T. Mortensen(デール・モルテンセン、71歳)
英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授、Christopher A.Pissarides(クリストファー・ピサリデス、62歳)
受章理由:「労働市場で、多くの求人がありながらなぜ多数の失業者が出るのか」「経済政策が失業に与える影響は何か」を解き明かす理論の構築。

ダイヤモンド教授が、労働経済学の基礎となる「サーチ理論」を確立、モルテンセン、ピサリデス両教授がこれを労働市場に適用して発展させた。賞金は三等分される。

日本のニュースは誤魔化してるが、化学賞は三人である。
発表順はアルファベット順なのかもしれないけれど、ともかく Heck 氏が一番である。
賞金は三等分とのことなので、三氏の業績に対する評価は等価とも言えるが・・・

時系列的には Heck氏が先行したパイオニアであるように思う。この反応は「ヘック反応」特に我が国では「溝呂木・ヘック反応」と呼ばれており、まったく独立して同時期に東工大の溝呂木(みぞろき)氏が同じ反応を報告している。ただ、溝呂木氏はすでに故人なので受章対象とはならなかったようだ(ノーベル賞の規定では、選考時に生存していることが条件)。
根岸氏と鈴木氏はその「代役」なのか?

これらの反応は、「クロスカップリング」と呼ばれ、「ヘック反応」を嚆矢として、根岸氏の「根岸カップリング」、鈴木氏の「鈴木・宮浦カップリング」以外にも数種類が知られている。
本来から云えば、パイオニアである「ヘック反応」の二人が受章するのが正当だと思うのだが、なぜ「ヘック」に加えて「根岸」「鈴木・宮浦」だけなのか、「鈴木・宮浦」に共同名義となっている宮浦氏は対象ではないのか、不透明な要素も多い。
結局、ノーベル賞は「ロビー活動」が重要との噂は本当だということか。

また、れいによって日本のニュースは「日本人が」、「日本人が」、一色だ。
なんだか・・・こういう後進国的な報道姿勢は(三面記事だけに留めて)、そろそろやめてほしいと思うのだが(-_-;)

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投稿者 shoda T. : 21:56 | コメント (0) | トラックバック