9日、中国が設立した「孔子平和賞」の第一回授賞式が北京で行われた。
初代の受賞者には台湾の連戦・国民党名誉首席が選ばれたが、同氏の出席はなく、代わりに「平和の天使」と呼ばれた少女がトロフィーを受け取るなど、華やかさに欠ける式典だったようだ。
連戦氏の関係者は「受賞の連絡は届いていない」とコメントしている。
この賞は、今年のノーベル平和賞に中国の民主活動家、劉暁波氏が選ばれたことに対抗して創設されたとの見方が一般的。
賞金も1万5000ドル(約126万円)と、ノーベル賞の約1%程度で、いかにも間に合わせの賞と云う感は免れない。
そのノーベル平和賞の授賞式だが、10日(ノルウェー時間)にオスロで開かれるが、受賞者の劉暁波氏が出席出来ないだけでなく、中国に同調したロシアなど19ヶ国から欠席の回答があったという。19ヶ国のうち、どれだけが中国との関係を配慮しての欠席なのかは不明。