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2011年07月14日

国内でも事業者間でショートメール送受信が可能に。(ニュースの視点)

13日、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイルおよびイー・アクセスの5社は、G3携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)の相互接続を開始した。
SMSは、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの呼称で、KDDIや沖縄セルラー電話では「Cメール」と呼んでいるが、いずれも全角で70文字程度の携帯電話専用の短いメッセージの送受信サービス。
なおKDDIのS007、T007、CA007、T008、K009ではアップデートにより、これまで全角50文字であったCメールが、他社と同様に70文字まで拡張される。

なんだか唐突な感じがしますし、何を今更感が強いのですが・・・実はこの話は二年ほど前に基本合意が出来たもので、ようやく実現した、と云うところです。時間がかかった理由はよくわかりませんが、設備や技術的すり合わせに時間が必要だったためなのか、あるいは震災を機に・・・なのか。

SMSは音声やメールなどのように音声チャネルを使うのではなく、制御チャネルを使いますので、「軽く」速いだけでなく混雑に強い性質があります。
そのため、震災では音声が非常につながりにくくなったのに対し、SMSでの連絡がスムーズに行えた、という教訓が、相互接続の実現を加速させた面もあるのかもしれません。

ただ、電話番号によるSMSってスパムの温床化しやすく、事業者間が隔絶している国内では、使ってない人も多いのでは?って気がします。
もっとも、海外では事業者間の接続が保証されており、音声やメールに比べて通信料が安いこともあり、さかんに利用されています。
NTTドコモやソフトバンクモバイルでは、海外との他社接続は行っており、海外経由だとドコモとソフトバンク間でもSMSを送れる、と云う変なこともあります。

いずれにしても今更なSMSの相互接続ですが、すでにi-modeメールなどが一般化している国内では、これを機にSMSが普及する・・・ってことは無いような気がしますが、さて?

投稿者 shoda T. : 2011年07月14日 12:26

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