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2005年10月15日

ネットと年齢(日常非日常)

たまたま、なんだろうが、某方面で年齢詐称とか性詐称に関して、主に本人の告白とかそれに伴うあれこれが複数の人から出てるが・・・
本論から言えば、年齢や性差など、表面的なものに伴う先入観が実社会よりも希薄になるのがネットの良いところだと思う。
私なんかが中学生とか高校生とでもふつうにクチきけるのもネットならではだろう。
それで思い出したが、オースン・スコット・カードのエンダーの兄ピーターと姉のヴァレンタインがティーネイジャーであることを隠して議論の主導権を引っ張っていき「英雄」となるエピソードは、カードがネットの本質を良く知っている証左ともなっていた。

「詐称」と言えば、そりゃ良くないってことになるが、そもそも年齢とか性とかを表立って取りざたしなきゃならない局面ってどれくらいあるのだろう?
ネットでは昔からそれを逆手に取って、ネッカマ(ネットおかま)とか、厨房(ってちょっと意味が違うか^^)とか、実「性」、実「年齢」とは別のキャラを主張する人もたくさんいるわけだが・・・

ところで、うかつにも mixi が年齢制限(18歳以上)を設けていると言うことを失念していたのだが、そもそもなんで制限が設けられているのだろう?
nifty にも制限があったように思うが、それは支払い能力との関係であって、親権者の同意があればOKと言う程度のものだったと思う。
mixi は基本部分は無償なので、本人の属性を確定するものが不要だと言うのも、詐称をやりやすくする一因だと思うが、逆にその手の個人情報を出したくないと思ってる人も多いはずだ。建て前はともかく、mixi は詐称しても構わないと思っているのではないか?表立って取り締まりをしていると言う印象もないし。
年齢詐称がどれくらいあるのか知らない(と言うか、年齢は明記しなくていいから・・・)し、性詐称がどれくらいあるかも知らない。だが、mixi の根本とも言うべき「本名主義」を破っている人がかなりいるのも事実だ。どう考えても、たとえば「石川五右衛門」とか「ゴエモン」なんてのが本名の人が日本国に存在するとは思えないしね :-)
だが、そんな名前を名乗っているからといって、除名になったという話は聞かない。

ネットは、つまらない先入観をもたらすだけの年齢や性を打ち砕いた、と、私は思っている。
逆に言うと、実年齢や実「性」には拘らないかわり、本質的なもので勝負しなきゃならない世界なのだと思うのだ。
もちろん、勝負したくなきゃ、実年齢、実「性」を晒してそれなりの振る舞いをしていればいい。どちらに対して制限したり強要したりするものではない。それがネットの本質なのではないか?
アバターというのがあるが、ある意味であれこそネットの本質をうまく表現しているのかもしれない。要は自分が生み出したキャラでいたいなら、それを貫けばいいのだ。
もちろん、それに疲れてしまうのは本末転倒、その時は素の自分に戻るもよし(笑

投稿者 shoda T. : 13:12 | コメント (6) | トラックバック