2005年10月01日
10月1日では遅すぎる | (日常非日常) |
10月になった。
タイトルはフレッド・ホイルのタイムシャッフルを扱った名作SF。
10月と言うと思い出すのがこれだ(笑
ま、作家と言うより物理学者としての顔の方が著名なホイル。作品は名作の誉高いわりには、イマイチ評価しない(出来ない)人も多いようだが、私は好きだ(^^ゞ
非常に深遠な目くるめくセンスオブワンダーの世界は、ストーリーで読もうとすると退屈でつまらない小説にしか思えないかもしれない。
こういうのは感性で読みきって、文字の流れの中に身をゆだねないと。いわば音楽を聴くように読むのだ(^^)
それにしても「世界の中心で叫んだ・・・」にしてもそうだし、この小説の題名にしてもそうだが、この手のアイデアものSFには素敵な題名の作品が多い。
そういえばタイムパラドックス物では、「夏への扉」などと言う素敵なSFもあった。
しかしアマゾンで検索してみて驚いてしまった。この題名を剽窃したものが多いのだ(-.-)
もちろんオマージュもあるのだろうが、「世界の中心・・・」みたいにシラっとした剽窃もあるんだろうな。
ざっと見ただけでも、、「竹宮 恵子のコミック、桐野 夏子の小説・・・桐野 夏子??桐野 夏生 じゃないのか(笑
他にも似ているが、「夏の扉」だと、やまさき 十三のコミック(?)、周利 重孝の小説、倉田 悠子の「麻衣・夏の扉」・・・う?む。
もちろん、山下達郎の「夏への扉」と言う曲はハインラインの小説の私製・テーマソングだから問題ない(笑
吉田美奈子の「扉の冬」に至っては・・・この題名も秀逸だが、全然関係なさそうだ(爆笑
投稿者 shoda T. : 2005年10月01日 09:32
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コメント
おー、ハインライン。でも原書を読めない身としては翻訳頼みなわけですが、そもそも変な翻訳だったり、文章が読みにくかったりすると、困るんですよねえ。
「夏への扉」くらいよいタイトルだと、使ってみたくなる気持ちは、わからないでもない。
あ、すみません、「夏への扉」に反応しただけです。SFの中でも時間を扱ったものが好きなんです。タイトルのほうに反応しなくて、すみません。でも、私も好きですよ、「10月・・・」。どちらもこの部屋にあるはずだけど、さて、どこだろう。
十月や角擦りきれし文庫本 敬一
投稿者 rcsakai : 2005年10月01日 13:06
わからなくはないけど、やっぱり有名なものを使うときはそれだけの理由が欲しいですよね。あるいはリスペクトするとか、なんらかの注釈。
翻訳の良し悪しはありますねぇ。
RCさんは矢野徹は好きじゃないみたいだけど、私はけっこう好きです(笑
とくにハーバートの練った文章に矢野訳はぴったりな感じがしたり>>デューン
投稿者 shoda T. : 2005年10月02日 09:04
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