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2005年11月17日

インフルエンザ・・・(ニュースの視点)

11月半ばになって一気に寒さが募って来たが、今年もインフルエンザの季節が巡って来る。
例年に増して、今年はインフルエンザの話題が多い。

まず、鳥インフルエンザの流行。
中国での状況も良くないようだが、国内でも茨城県でウィルスが検出されるなど、流行の危険性が取りざたされている。
その一つ、国内最大手の養鶏業者であるイセ食品の茨城県や埼玉県の4養鶏場で鳥インフルエンザのウイルスが検出されたり抗体陽性反応が検出された問題で、イセ食品がWEB上で「バイオテロの可能性」を示唆したとして物議を醸している。
ウィルスが検出された養鶏場は8月に抗体陽性反応が検出されたが、密閉型鶏舎で監視が容易だとして鶏を処分せず、監視下に置いた状況で通常の卵出荷も行なわれていたと言う。イセ食品としてもそれだけ自信があったのかもしれないが、調査結果も出ないうちに少し勇み足だったようだ。
現在は「バイオテロの可能性も考えられる」と記述を訂正されているが、依然として自社鶏舎の管理には自信があるということか。
なお、農水省の感染経路究明チームは先月末に「バイオテロの可能性は低い」との中間報告をまとめており、抗体陽性反応が出た時点ですでにウィルス感染があり、鶏舎内に残留していた疑いが強いと言う。

一方、従来型のインフルエンザに対しては、近年はタミフルが効くという噂が高く、毎年ワクチンとともにタミフルの「奪い合い」が続いているようだが、このタミフルの副作用と見られる症状で中高生2人が直後に異常な行動をとって事故死したという報告がなされ物議をかもしている。
ただ、興奮状態になったり異常行動を起こしたりすることは、インフルエンザの感染でも起こると云われており、タミフルとの因果関係はイマイチ不明だ。
そのタミフルだが、巷では良く効くとの噂も絶えないが、実際のところは、合併症を減らすわけでもないし、有熱期間を約1日短縮する程度のものらしい。また、タミフルの服用で死亡率に変化はなかったと言う報告もあり、効果は微妙だ。
ともあれ苦しいときの神頼み、ではないが、少しでも効くと言われれば飛びつきたくなるのは人情と言うもの・・・かどうか、それもあやしい。なんせタミフル(スイスのロシュ製)は出荷量全体の8割が日本だと言うのである。つまり他国にタミフル信仰はない。どうやら噂だけでも流行に敏なる反応を示す日本人特有の「信仰心」の結果であるらしい(-.-)

投稿者 shoda T. : 2005年11月17日 18:43

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