29日(現地時間)、ロンドンでひとつの裁判が始まる。
原告も被告もアップル・・・原告はビートルズの会社アップル・コープス社であり、被告は米アップル・コンピュータ社だ。
#なお、上記「アップル・コープス社」のホームページは実質的に表紙だけで何もない :-)
訴えによれば、1991年に両社は商標をめぐる争いに決着をつけ、商標の「使用範囲」について協定を結んだが、アップルコンピュータはiTunes Music Store(iTMS) で音楽事業に参入したことは協定に違反しているという。
一方、アップルコンピュータは「残念なことに、当社とアップル・コープス社は現在、この協定について異なる解釈をしており、争いの解決を法廷に求めるしかないだろう」と言う声明を出した。
実際の協定内容と言うのが公表されてない(?)ようなので、どちらの言い分が正しいのかはわからないが、91年時点でアップルコンピュータが「音楽事業なんてやらないよ」という簡単な気持ちで協定を結んだ可能性は十分あるうるので、ビートルズ側の言い分の方に利があるように思えるのだが・・・
いずれにしても、iTMS ではビートルズの楽曲は一切扱ってない。理由はわからないが、iTMS がビートルズの許可を得られてないのは、ビートルズ側が iTMS が開始した当初から一貫してアップルコンピュータを協定違反と考えていたからなのではないだろうか。