shoda T.的うぇぶログ

と言うわけで（どういうわけ？^^）、フジテレビ保有のライブドア株は、まずＵＳＥＮの宇野社長が個人として買い取ったようだ。会社としての即断、資金調達は無理だったってことか。

値段は１６日の終値より１６円安い１株７１円で、フジテレビの損失額は３４５億円となった模様。
ライブドアはライブドア証券のＵＳＥＮへの譲渡も検討すると言う。もし証券取引法違反で罰金刑が確定した場合、証券会社への出資比率を２０％未満に引き下げる必要があるため。

この買収・提携話もＵＳＥＮ側からの、と言うよりライブドアからの要請で決まったらしい。
ＵＳＥＮとしてはポータルサイトや金融証券事業等の入手で、Yahoo!などを追撃したいのが本音なのだろうが、GyaO が必ずしもうまく行ってない（儲かってない）現状で、どこまで「体力」が持つかが鍵となるだろう。
おりしも、電通が放送事業者と共同で動画配信事業の立ち上げを行い、既存の Yahoo! や @nifty 等の動画配信事業との競合も激化が予想される。
それにしても、大阪有線放送としてスタートしたＵＳＥＮも、ブロードバンドへの進出以上にずいぶんとリスクの大きい勝負に打ち出てどこへ向かうつもりなのだろうか。

世の中おもしろくするために :-) USENにはがんばってもらいたいところなんですが、有線放送という独占的な事業がありながら、全体では赤字、というのがちょいときびしいところですね。傘下におさめたギャガあたりは好調だろうけど、それだけでははなしにならないし。

まあ、フジテレビに恩を売ったのが、今後どう出るか、かな。

ライブドア株は１３日の取引を最後に、１４日には上場廃止となるが、ぎりぎりに来て、ＵＳＥＮのライブドア完全子会社化の情報が流れ市場に混乱が広がっているようだ。
計画によれば、ＵＳＥＮが新株を発行しライブドア株と交換、完全子会社化した後、実事業部門（ポータル、ネットワーク、金融など）と資産管理部門に分離し、最終的に事業部門はＵＳＥＮ本体に吸収しライブドア本体は清算してしまうと言うもの。
実際は現在ＵＳＥＮによるライブドア資産査定が実施されている段階で、査定結果によってはＵＳＥＮによるライブドア支援も最小限に留まる可能性もあり、まだまだ流動的だ。

ＵＳＥＮは事業部門をＧｙａｏと統合することでヤフー等と同レベルのポータルサイト運営を視野に入れているようだが、客観的に見て、ライブドアのポータルサイトとしての価値は、どう贔屓目に見てもヤフー等に対抗できるものとは思えない。独自のチカラを見せているのは、せいぜいブログサイトくらいではないのか？

なお、宇野社長個人として引き受けたライブドア株は、すでにＵＳＥＮが資金調達して買い取ったようだ。