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2006年08月24日

「答えてねっと」長期ダウンの原因はロジックのミス?(ニュースの視点)

マイクロソフトは22日、同社が運営している質疑応答を中心とした電子掲示板「答えてネット」が一ヶ月以上に渡って停止している問題で、原因がプログラム・ロジックのミスによって予期しなかったループ処理が発生していることにあると公表した。そのため、四台で運用しているデータベース・サーバーのプロセサ稼働率が100%近くになってしまって事実上使い物にならないため停止させているようだ。
問題点についてはすでに解決しており、テスト環境では正常に動作することが確認されているというが、現在もまだ再開していない。

とりあえず旧システムに戻してサービスを再開しなかった理由については、「バックアッププランが事実上なくなったため」という。事実だとすると、いくら無償サービスとは言え、大企業にあるまじき対応だ。
その点について、「当社のプロジェクトの進め方に問題があった。今後への反省点の一つ」とコメントしているが、先の msn spaces から Windows Live Spaces への移行でも、様々な問題を出しただけに、この種のサービスへの取り組みに根本的な考え違い、いい加減さがあるのは否めない。
そもそも戻す云々以前の問題として、新しいシステムに切り替える前にテスト用のシステムで十分なユーザテストを行うのは常識のはず。それを怠ったツケとしてはあまりにも大きすぎる失点だったのではないだろうか?

マイクロソフトは今PC単体で動作するソフトウェアから、ネット環境で動作するソフトへ移行しようとしている。所謂WEB2.0対応を進めるためには必須の過程と言うことであろう。
次期Office にしても、まず完全なβ版としてはネット版を公開するくらいの熱の入れようだが、これらの主要プロダクトでも同様の対応しか出来ないとしたら、MSの凋落は約束されたようなものだ :-)

投稿者 shoda T. : 2006年08月24日 12:42

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