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2006年08月24日

東京のローカル局がYouTubeに番組を配信?(日常非日常)

詳細がわからないから勘違いもあるかもしれないが、どうも気に入らないことが多すぎるので。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/24/news039.html

東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)と言うローカル局が、ブログネタな情報番組「BlogTV」のコンテンツを、「YouTube」を始めとした動画共有サイトに今月末から配信を始めると発表したと言う。
今日午後に記者会見とブロガー向け説明会を行っているというが・・・

まず気になるのは、「配信」などと言う言葉が独り歩きしている点。
知ってる人は知ってると思うが、YouTube ってそういうサイトではない。
主に個人ユーザをターゲットに、動画のアップロードと公開を支援するサイトだ。
基本的に誰でも登録すれば、手持ちの動画をアップロード出来るし、検閲のようなこともしていない。
ただし、閲覧ユーザによる評価システムがあって、これは問題だな・・・たとえばエログロ動画とか、著作権的に問題だとか、そういうのはチクることが出来、そういうネガティブな評価をされたファイルは公開停止になったり、ユーザとしての権利が剥奪されたりする。

最近では積極的にPVなどをアップロードしてプロモート用に活用しているミュージシャンやレーベルも増えて来ているが、基本的には自分が作成した動画を友人知人のみならず、興味ある人と共有しましょう、と言うシステムだ。
運営は、たぶん広告費だけでやってるのだと思う。
見る方も、フラッシュのストリーミング機能を使って見る。つまり基本的には一対一での接続のはず。

つまりプロの放送局が番組を「配信」するためのシステムじゃない。
配信と言った場合には、やはりきちんとブロードキャスト(一対多の接続)に対応している必要があると思う。

YouTube 以外にも Google Video や Revver も使うと言うが、これらも基本的には似たり寄ったりのシステムだ。

もうひとつ気になるのは、TOKYO MXがこれらのアップロードサイトとキチンと話を付けているのかどうかだ。
上記のように、一般ユーザ向けに無償で提供されているシステムを、こんな風に「営利的」に使用するのが、無断で行われるとしたら、かなり問題だと思う。
続報を待とう。


投稿者 shoda T. : 2006年08月24日 17:17

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