2006年09月20日
東芝もノートPC用電池モジュールを回収 | (ニュースの視点) |
デル、アップルに続いて東芝は19日、同社製のノート・パソコンのソニー製Liイオン2次電池モジュールを無償回収すると発表した。
回収するのは今年3月から5月に製造した Dynabook やSatellite シリーズ8機種のうちの一部で、ごくまれに充電または放電できなくなる問題が起こることへの対処。デルやアップルと異なり、セルそのものの問題ではなく、2次電池モジュール内で採用した絶縁紙に酸性の物質が含まれていたことが原因で、発火する恐れはないと言う。
3社はいずれもソニー製の電池だが、ソニー製以外でも、8月31日には、松下電器産業が同社製ノートPC「Let's note」シリーズの一部の機種でバッテリーパックの交換を発表している。ただし、バッテリーそのものの問題ではなく、落下等でバッテリーパックのラッチ部分が破損し稀にバッテリーパックに発熱・変形が生じる場合があることへの対策としている。
発表内容から類推するのは危険だが、松下にしても東芝にしてもかなり稀なケースに対するもので、もしデルの発熱問題があれほど大事件とならなければ、そのまま見過ごされていたことだったかもしれないと思われる。
いずれにしても、今回の東芝のリコールでもソニーの負担はかなりありそうで、またしてもソニーの失点が増えたかっこうだ。
投稿者 shoda T. : 2006年09月20日 20:38
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