2007年04月 バックナンバー

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2007年04月26日

ミクシィがサーバをグリーン電力化してCO2削減(ニュースの視点)

24日ミクシィが明らかにしたところによれば、同社が運営するSNS「mixi」や求人サイト「Find Job!」で使用しているサーバの全電力(毎時205万kW)を、5月1日より自然エネルギーによる発電でまかなうことにした。これにより、年間約800トンのCO2(二酸化炭素)排出量の削減に貢献できるという。

これは、国内の電力会社11社が出資する日本自然エネルギーから「グリーン電力証書」を購入することで、発電施設を持たない企業でも環境への貢献が可能となるもの。
実際に自然エネルギー発電された電力でサーバが動くと言うわけではない・・・

同社は、「当社が運営するサービスは、自然エネルギーで動く、環境にやさしいサービスとなる」としている。
これも広告の一環なのか、とも思うが、一方で、各地で設置はされたものの、故障等で休止状態になっている風力発電設備も多いと聞く。
素直に省電力型のサーバを導入する方が実質的ではないの?と言う気もするが・・・

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投稿者 shoda T. : 23:54 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月12日

富士通、企業向けパソコンで24時間駆動モデルを投入(ニュースの視点)

12日、富士通は企業向けパソコンの新モデルを発表。OSに Windows Vista Business を採用したモデルを拡充するとともに、デスクトップの一部機種では、信頼性の高い部品を使った「24時間モデル」を投入する。

富士通のふつうのパソコンは電源を入れっぱなしにしてはいけないらしい :-)
クワバラクワバラ(>_<)

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投稿者 shoda T. : 23:51 | コメント (0) | トラックバック

東京都知事選、石原慎太郎氏に。しかしブログ人気一番は外山恒一氏。(ニュースの視点)

8日投票が行われた東京都知事選は、現職の強みと自民・公明党等の支援を得た石原慎太郎氏の勝利に終わった。二位の浅野史郎氏との得票差は110万票にも及び圧勝となったが・・・当初、自民党の応援など要らないなどと啖呵を切ってたような気がするのだけれど?さすが作家。二枚舌など朝飯前?(w

一方、ブログ検索サービスを運営するテクノラティジャパンが12日に公表した調査結果によれば、最もブログ記事数が多かったのは落選した外山恒一氏(得票数1万5059)で、石原慎太郎氏はこれに次いで二位であったと言う。
ネット外でのパフォーマンスで話題となった黒川紀章氏は5位と振るわなかった。
外山恒一氏が一位となったのは、過激なパフォーマンスの政見放送が YouTube(動画共有サイト)に投稿されるなど、話題を独占したためと見られる。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=l2C9lv5t0yQ

なお、同調査は3月22日?4月7日の期間に本文中に候補者名が含まれるブログ記事を候補者別に集計したもの。なんとなく安易な集計で、同社自身が話題を集めたがっているのが見え見えだ(爆笑

ところで現在の日本では法的な整備が進んでいないため、選挙にネットを活用することが出来ない。期間中に政策のアップや議論などだけでなく、演説会のアナウンスのようなことさえ選挙違反となる。
しかし上記の YouTube を見ればわかるが、今回の外山氏の政権放送絡みでは、従来の日本からの大半のアップロードの例のような放送をそのままアップしたものより、マッシュアップや「リミックス」物などの「創作物」がたくさんアップロードされている。しかもこの手のサイトは基本的に匿名である・・・と言うことは?(笑
そろそろ選挙運動にも悪用、もとい、『活用』する例が現れるかもしれない。その時、当局はどう動くだろうか。見ものだ(^^;

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投稿者 shoda T. : 22:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月05日

英EMIがすべての楽曲をDRMフリーに(ニュースの視点)

2日(現地時間)、英EMIとAppleはEMI傘下のレコード会社EMI Musicの楽曲をすべてDRM(デジタル著作権管理)を外してiTunes Storeでダウンロード提供すると発表した。
EMIはiTunes Storeだけでなく、いずれのオンライン音楽販売者に対しても、DRMなしで提供し、それぞれの配信業者は個々の提供するDRMフリーなフォーマット(AAC、WMA、MP3等)で配信することが可能になる。

iTunes Storeは5月より配信を開始する最初の事業者となるが、ビットレート256kbpsのAAC形式で1曲当たり1.29ドルと、DRM付き版(128kbps)よりも30セント高い価格での販売となる。なお、従来のDRM付きは引き続き0.99ドルで販売し、すでにDRM版を購入済みのユーザは、一曲あたり0.30ドルでDRM無しにアップグレードすることも出来るようにする。

AppleのSteve Jobs氏によれば「年内には iTunes Storeの過半数の楽曲がDRM無しになる見込み」というからEMI以外の企業もDRM無しのものを予定しているのだろうか。
音楽フォーマットだけではなく、DRMは色々と問題も多く、DRM無しでの配信は大歓迎だ。特に Windows Vista など、Windows Media Player 11 では、DRM対応部分などが変更・強化されており、従来可能だったグレーゾーン的ソフトが動作しないだけでなく、正規のDRM対応ソフトでさえ認識出来ないケースがあるなど、今後ますます問題が噴出しそうなだけに、音楽だけでもDRM無しが主流になれば、サポート等にも福音となるのではないだろうか。

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投稿者 shoda T. : 12:27 | コメント (0) | トラックバック

ライブドア、原点回帰で起死回生なるか(ニュースの視点)

2日、ライブドアは持ち株会社ライブドアホールディングに移行するとともに、新たな会社としてライブドアを設立。新会社では主にポータルサイト運営事業とデータセンター運営事業を行う。
それ以外の事業、たとえば公衆無線LAN事業「livedoor Wireless」等はライブドアホールディングスが受け継ぎ、運用保守のみを新生ライブドアが行っているが、数ヶ月以内に売却する方針であることを明らかにした。

ライブドアHDの社長には旧ライブドアの社長平松庚三氏が、新生ライブドアの社長には旧ライブドアの執行役員出澤剛氏が就任、というこで経営体制に変更はない。
新たな事業会社を設立したのは早い時期の負債清算が目的と見られ、9月には単月での黒字を、三年後には売上100億円を目指す。

ポータルサイト系としてはブログのユーザー数がだんとつ一位だそうで、ブログやSNSなどに活路を見出そうとしているようだ。今月末にはSNS的機能を付加した新しいブログサイト「PRAC」も始める。
しかし、そもそもライブドアは一貫して「本流」として追い続けて来た分野のない会社だ。平松氏にしても元々が弥生と言う会計ソフトの開発会社出身で、ライブドアに併合され、その後に「事件」で創業メンバーが抜けたために請われて(?)トップに立った人だ。
逆に言えば、「本流」がないだけに、どうとでも化けさせる身軽さはあるかもしれないが、それが吉と出るのか所詮二番煎じで低迷するのか・・・はたして三年後の100億円企業は可能なのか。いよいよ正念場に追い詰められて来た、と言う感じもぬぐいきれない。

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投稿者 shoda T. : 01:43 | コメント (0) | トラックバック