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2007年10月03日

Amazon、Wal-Mart Storesに続いてMicrosoftもDRMフリー楽曲販売開始。(ニュースの視点)

Apple のDRM(デジタル著作権管理)フリー宣言に端を発したDRMフリー楽曲の販売が相次いで始まっている。
5月にAppleがEMI Musicの楽曲のMP3フォーマット(1.29ドル/曲)での販売を開始したのに続いて、米SNOCAPも6月から1.30ドル/曲で始めた。
その後、米Wal-Martが8月21日(米国時間)から、従来のWMAフォーマットと並行してMP3(94セント/曲)での販売を開始。Wal-Mart Storesでの販売では、EMIの他、Universal Music等の大手レコード会社の楽曲も含まれた。
Amazon.com も9月25日(米国時間)から「Amazon MP3」ベータ版を公開、MP3(89?99セント/曲)での販売を開始した。
ただし、いずれも標準のMP3フォーマットを採用しているものの、電子透かしやデジタル追跡技術を適用している。

Microsoftは10月2日(米国時間)、携帯用メディアプレーヤ「Zune」の第2世代モデルを発表するとともに、MP3フォーマットでの販売を開始すると発表した。Microsoftは標準のMP3で、電子透かし等も一切使用しないと言う。

ただし、いずれも米国のみ、日本からは購入出来ない(-_-;)

そもそもDRMフリーの波は、欧米の消費者団体からのAppleに対する、Apple独自のDRM技術「FairPlay」開放要求から始まった。
「FairPlay」をAppleが独占している限り、iPod/iTunes以外で購入曲を管理視聴出来ないわけで、選択の自由を妨げるものとして開放要求を行なったわけだ。
それに対し、Appleは開放を拒否。かわりにDRMの適用を強要している大手レコード会社へ矛先を向けたわけだ。

そもそもDRMと言っても、現状として適用されているのはオンラインで販売されている楽曲ファイルに限られている。
今なお販売の大多数を占めているCDはDRMとは無縁で、PCによりリッピングして作成された楽曲ファイルも実質的にDRMフリーなわけで、建前はともかくDRMが用を成していないのも事実だ。
それに加えて昨今のCDの販売不振がある。そのあたりを踏まえて、どんな形でも売上げを増やしたいレコード会社側の事情も裏にあるのだろう。
一気にDRMフリーでの販売が加速しそうである。

ただし、繰り返すが、当面は米国のみ、いずれすぐにも欧州でも始まるだろうが・・・さてどうする?>>日本

投稿者 shoda T. : 2007年10月03日 21:08

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