2007年11月29日
人口流入続く「東京圏」・・・ | (ニュースの視点) |
26日、総務省がまとめた統計によれば、「東京圏」(東京、埼玉、千葉、神奈川)への転入超過数は1?10月の合計で147,962人に上り、バブル期(1987-1990年)並みの水準になった。
転入超過はバブル後に一時落ち込んだが、2001年以降は毎年10万人を超える大幅な超過が続いている。
なお、この期の名古屋圏(愛知、岐阜、三重)は16,123人の転入超過だが、大阪圏(大阪、京都、兵庫、奈良)は13,680人の転出超過で、企業本社の東京集中の影響等、歪んだ日本の政治経済の図式を反映したものとなっているようで、政府の言う「地方分権」が名ばかりであることを如実に示している。
実際には大阪などでも、高層マンション建設ラッシュなど、都心への回帰傾向が大きくなっており、細かな地域別に見れば更に過疎の進行は大きいものと見られる。
都市域への人口集中を抑えるというより、日本中のどこに住んでも住みやすく、機会も均等になるような方策こそが求められていると思うのだが。
投稿者 shoda T. : 2007年11月29日 01:33
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