« 迷惑メールも欧州にシフト? | トップ | Yahoo!はMicrosoftの買収提案を正式に拒否。 »

2008年02月14日

東証の新派生売買システム、メモリーの初期化エラーでダウン。(ニュースの視点)

8日、東京証券取引所の売買システムで障害が発生、先物取引の一部が売買停止した。3月13日を取引期限とする「TOPIX先物取引」の銘柄で、立ち会い
最後に成立する取り引きである「引け」の最中に停止したため引けの取り引きは不成立となった。
2008年3月以外を取引期限とする先物取引銘柄やToSTNeT(立会外取引)取引は通常通りの取り引きが可能であったという。しかし復旧のメドが立たないため、東証は同日12時30分からの後場の取り引きの中止を決定した。

障害が発生したのは、1月15日に稼働したばかりの金融派生商品の取り引きを担う「新派生売買システム」で、開発ベンダーは富士通。
ベンダーで原因調査と復旧に努めたが、原因は翌日に特定出来たものの、テストに十分な時間を掛けたため、再開は12日の午前となった。

システム障害の原因は、「サーバー内のメモリーの初期化エラー。特定の条件だと初期化処理が実施されなかった」ためと発表した(東証広報)。
初期化が行われなかったため、本来同一であるはずの「板」画面上に表示されている売買注文の情報と、データベース上の売買注文の情報が一致しなかったのが原因と言う。

東証のシステムと言えば・・・
いやいや、なんと学習効果のないことよ、と嘆くのは簡単 :-)
とは云え「特定条件で初期化されてなかった」とか、なんとなくだ、デバッグ用のトリッキーなコードを組み込んでたのを・・・と思わず膝叩いてしまったのは、職業病か:-P

本音言えば、高い開発費取ってるくせに、根本的に・・・なによりもまず、設計もコーディングもテストもおざなりとしか思えない(-_-;)

投稿者 shoda T. : 2008年02月14日 12:31

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shoda.tk/MT/mt-tb.cgi/570

コメント

コメントしてください

名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスはブログ上には表示されません。私に届くだけです。 TypeKey ID のサイン・インも必須ではありません。持ってる方だけサイン・インすればいいです。




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)