2008年10月16日
次期Windowsは「Windows 7」に。 | (ニュースの視点) |
14日(米国時間)、米Microsoft副社長のMike Nash氏はWindows Vista関連ブログで、現在開発中の次期Windowsの名称を「Windows 7」にすると発表した。ただし、バージョン番号は ver 7.0 ではなく ver 6.1 となる。
このバージョンは当初「Vienna」という開発コード名で呼ばれていたが、昨年あたりから「Windows 7」という開発コード名に変更されたと報道されていた。開発コード名がそのまま正式名に移行するのは珍しい。
今回はメジャーバージョンアップに当たるとNash氏は述べており、そのためバージョン番号も ver 7.0 になると予想されていた。それを敢えて 6.1 とする真の理由は不明だが、そもそも Windows のバージョン番号はこれまでも通常の意味でのバージョン番号と言うより、極めて「政治的」な意味合いが強く、今回もその轍を外れるものではないということか。
7.0 ではなく 6.1 となる理由と、それにも関わらず Windows 7 と呼ぶ理由についてNash氏は同日のブログで説明している。
http://windowsvistablog.com/blogs/windowsvista/archive/2008/10/14/why-7.aspx
それによれば、7.0 でなく 6.1 であるのは、「確実に顧客の望み通りのアプリケーション互換性を確保する、という我々の決意」を示すものだという。
つまり 7.0 としたのでは、互換性を損ねるほど大きな変更が加えられたと言う疑惑をユーザに与える可能性が高いということか。
ではなぜ Windows 6.1 ではなく、Windows 「7」なのか?
「7」はバージョンではなく世代を示すものだという。すなわち
1.Windows 1.0(ver 1.0) #カッコ内はバージョン番号。以下同様。
Windows 2.0(ver 2.0)
Windows 3.0(ver 3.0)
2.Windows 3.1(ver 3.1) / Windows NT
3.Windows 9x(ver 4.x)
・Windows 95(ver 4.0)
・Windows 98(ver 4.0.1998) / Windows 98SE(ver 4.0.2222)
/ Windows Millennium(ver 4.90.3000)
4.Windows 2000(ver 5.0)
5.Windows XP(ver 5.1)
6.Windows Vista(ver 6.0)
7.Windows 7(ver 6.1)
「世代」とは、メジャーバージョン番号によるものではなく、呼び名に依拠するものだということか。あるいは世代が変わるたびに呼び名のスタイルを変更して来たということか。いずれが卵か鶏かは・・・
なお、リリース時期については当初の予想通り2010年中になるかどうかは微妙だ。
投稿者 shoda T. : 2008年10月16日 18:41
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コメント
名前なんてどうでもいいから、リソース容量を、今の
16倍位に増やして欲しい。(^_^;)
メモリは4G積んでるからいいけど、すぐにリソースが
不足するんだよねぇ・・・(^_^;)
投稿者 CYBORG : 2008年10月17日 19:25
リソースだけの問題かどうか・・・あれってそう単純じゃないんですよね。
キャッシュみたいなものも関係してるのかな?とも思いますが、同じ条件で試しても不足する時と大丈夫な時があったり・・・
そういう部分の地道な改良に力を入れてくれたらいいいんですけどねぇ。
投稿者 shoda T. : 2008年10月17日 21:30
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