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2009年03月16日

「iPhone」が245%増の大躍進 ― 2008年スマートフォン市場(ニュースの視点)

11日、米ガートナーが発表した世界のスマートフォン市場についての調査結果によれば、2008年は世界で1億3900万台のスマートフォンが出荷され、前年比で13.9%の増加となった。特にアップルのiPhoneは日本を含む世界で新製品が発売されたこともあり、245%と大きな成長となった。

もうね、呆れたとしか言いようがない。
245%??
そりゃそうだわ。分母が小さければ率が大きくなるのは当然のこと。それを「大躍進」と言うか?
もしかしてガートナーってアップルから袖の下でももらってんのか?

ベンダ別ではトップのノキアは6092万台のスマートフォンを販売、前年度比でも0.8%の伸びをキープ。ところがガートナーにかかるとこれが『しかし、2007年と比べるとわずか0.8%の伸びにとどまり』となる。もちろん全体では13.9%の増加となっているから、市場シェアは49.4%から43.7%に低下しているわけで、『わずか』と言う表現に間違いはない。しかし伸びは、主に新規参入の直接競合しない機種(iPhone)と考えれば・・・群を抜くトップシェアとしては健闘していると言えるのではないか?
二位はBlackBerryを販売するResearch In Motion(RIM)で、出荷台数が2314万台で前年比で96.7%増、三位に躍り出たアップルは前年度比こそ245%増だが、台数は1141万台で、RIMの半分にも及ばない。しかも第4四半期に落ち込んでおり、2009年は予断を許さない状況だ。
4位は日本では大きなシェアを占めているHTCで、589万台、前年比で58.5%増で、「鳴り物入り」ではないわりに健闘している。
一方、5位に落ちたシャープは523万台で、前年比24%減と振るわない。6位以下のメーカもいずれも台数、シェアともに落しており、スマートフォン市場でも寡占化が進んでいることをうかがわせる。

と、敢えてガートナーリポートとは異なる見解(iPhoneの一時的伸びは続かないかも)を示してみたが、さて2009年の結果は如何に?

投稿者 shoda T. : 2009年03月16日 00:00

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