1日、米Googleが同社セキュリティ事業Postiniのデータをもとに発表したところによれば、2009年第2四半期はスパム・メールが前年同期より6%増え、今年前期からは53%増加したという。前期は昨年11月のスパム送信事業者McColoがネット遮断された影響で一時的に減少していた。
6月4日、悪質なISP「3FN」を運営する米Pricewertが業務停止命令を受けたことが報じられたが、その直後からスパム・メールの件数は30%減少した。
しかし、その後も増え続け、6月末には14%増加しているという。
昨年11月に米スパム送信事業者McColoのネット接続が遮断された際も、一時的な減少はあったが、4ヵ月ほどで元の水準に戻っており、絶えず摘発と遮断を繰り返さなければ根絶は難しいようだ。