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2010年06月24日

経産省「たんすケータイあつめタイ」で約57万台の携帯を回収。(ニュースの視点)

経済産業省が2009年11月末~2010年2月末に実施した使用済み携帯電話の回収事業「たんすケータイあつめタイ」の結果を発表した。
それによれば、期間中に回収された端末は56万9464台で、回収された携帯電話に含まれる金属量は推計で金22kg、銀79kg、銅5690kg、希少金属のパラジウムは2kgにのぼると云う。
経産省は、これらの希少金属で得られる収入は1台あたり138円と試算。

一方、今回のキャンペーンでは事業運営費や懸賞用のインセンティブに多額の経費を使っているため、一台あたりのコストは661.7円になったが、実質的な回収・処理費用は1台あたり101.7円と試算、差額36.3円の金属売却益が得られる計算になるとしている。
今回の実証事業を一年間継続実施した場合には、約1085万台を上回る台数を回収すれば、損益分岐点を越え利益が出せるとしている。
また、この台数を確保するために必要な協力店舗数は9836店で、現行の1万3000店舗の8割弱なので、同事業は継続の可能性があると結論づけている。

ま、お手盛りみたいなもんですな。
なお、今回協力したのは携帯電話販売店や家電量販店など1886店で、「現行の」と云うのは、あくまで可能性ある全店舗数。その8割に協力させようと云うのは、法律でも作って強制しないと無理でしょ(-_-;)

それに、こういうのって、儲かる必要はないと思いますが、損益分岐点を云々するなら、インセンティブ付けない時の減少率を見込まないのはインチキだし、タダで協力させている店舗にはどんな利益があるのかとか、お手盛りじゃない明確な意義を示せよ、と思うのは・・・

投稿者 shoda T. : 2010年06月24日 19:48

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