2010年09月09日
京田辺で二日続けて9月の最高気温を記録、しかし・・・ | (ニュースの視点) |
5日、京都府京田辺市で9月としては全国の観測史上最高となる39.9度を記録した。また、6日も最高気温が38.3度に達し、今夏で4回目の国内最高気温を記録した。
ところが・・・
この記録に疑問を持った新聞社が取材した結果、アメダス観測機器が設置されている京田辺市薪西浜の京都府営水道薪中継ポンプ場内の露場周囲は人の背丈ほどの草が生い茂り、観測機器の通風筒や支柱にはつるが大量にからみついていたと云う。下草は4日に刈り取られていたが、つるは6日まであった。
かつて気象観測機器は、百葉箱と云う屋根の着いた木製の鎧戸で白色に塗られた箱(小屋)の中に設置されていた。鎧戸からの自然換気で、内部は外気温と等しくなるように工夫されていたわけだが、日本では1993年1月に百葉箱による観測を廃止。
移行されたアメダスの観測機器は、金属の密閉構造の筒状の中に設置されており、換気扇で外気を取りこむ構造になっている。換気扇のついた通風孔が草に覆われた場合、内部が外気よりも高温になる可能性が高い。
気象庁では、京田辺での観測結果について、欠測扱いとするかどうか検討している(9日現在、まだ正式発表はない模様)。
投稿者 shoda T. : 2010年09月09日 18:14
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