2010年11月26日
IPサイマルラジオ「radiko.jp」、法人化して本格運用へ。 | (ニュースの視点) |
25日、radikoを試験運用してきたIPサイマルラジオ協議会は実用化に向けて新会社「株式会社radiko」を設立すると発表した。
設立は12月1日で、協議会の現会員14社が参画する。資本金は9000万円、出資比率は電通が17%、TBSラジオ&コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送、日経ラジオ社、エフエムインターウェーブ、エフエム東京、J-WAVEがそれぞれ8.0%、朝日放送、毎日放送、大阪放送、関西インターメディア、FM802、エフエム大阪がそれぞれ4.5%。
代表取締役社長には電通ラジオ局次長の岩下弘氏が就任する。
法人化にあたり、配信エリアを、関東では東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木の7都県に、関西では大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の6府県へと拡大するほか、東京・大阪の周辺局や、名古屋、福岡、北海道などのラジオ局の参加も促し、将来的にはこれらの地域でも開始したいとしている。
なお、放送を視聴出来るのは、現状と同じ、個々の実際の放送(電波)が受信出来る地域に限られる。
一歩前進、ですが、他国で行われているような、放送地域の枠組みを越えて視聴出来るようになるには、まだまだ関門が高いようです(-_-;)
いや、それを言うなら、現状でもIP判定による地域限定は完全ではなく地域内であっても視聴出来ないケースが多々あります。
地域限定を続けるのなら、とりあえずはこの不合理な制限だけでも解決してもらいたいものです。
それと、出資比率で見ると、明らかに東京局がごり押しで主導権を持とうとしているようですが、いつまでもこういう東京偏重的なことはやめて欲しいものです(-_-;)
投稿者 shoda T. : 2010年11月26日 22:50
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コメント
9日、総務省は日本放送協会(NHK)に対し、ラジオ番組を放送と同時にインターネットを通じて一般に提供する業務を認可した。
これはNHKからの申請に基づき電波監理審議会に諮問していたもので、同日電波監理審議会より適当とする答申を受けての認可。
NHKの計画ではAMのラジオ第1放送(関東広域放送)とラジオ第2放送(全国放送)およびFM放送(東京都域放送)を、ユニキャストによるストリーミング方式でNHKのWebサイトで提供する。
配信は今年10月ごろから開始、予定では2014年3月末までを予定している。
ユニキャストで伝送速度48kb/sと、現在の民放による radikoとほぼ同じだ
が、提供エリアは全国(国内に限定)。ただし、radikoと異なり、AM放送はモノラルのみ。
NHKは、ラジオ番組のインターネット配信のために年間1億円を見込んでおり、 2011年度分は予算に計上済みという。
3年に限定しているのは、あくまでラジオを聴取しにくい状況を改善する措置の有効性について検証・確認を行うのが目的であるためとしている。
この検証を行ったうえで、必要があるときは実施内容の変や延長などのための認可申請を行う。
大阪からスタートした民放連合による radiko は、関西・関東地区だけでなく、今月から中京地区も加わり、さらに福岡・北海道などへも拡がって行きます。
ようやく重い腰をあげた風なNHKですが、暫定的な「実験」と云う姿勢を崩さず、先行する radiko にも加わらないのはメンツでしょうか?
それとも別の要因(政治的な、とか・・・)があるのか、いずれにしても民放がIP選別による視聴地域を限定しているのに対して、全国どこでも聴くことが出来るのは朗報ですが・・・視聴地域を国内に限定したり、地域枠を無視して関東ローカルニュースを全国に垂れ流すのは残念なことです。
投稿者 shoda T. : 2011年03月12日 09:22
NHKは地震に関連して、総合TVをustreamやニコニコ動画で同時放送を始めたが、ラジオ第一のストリーミング放送も始めた。
http://www91.nhk.or.jp/r1live/
こちらは専用のアドレスを割り当ててあり、秋から始めるストリーミング放送を先取りしたものではないかとみられる。
このままサーバを強化しながら本放送までつなげていくつもりなのか?
投稿者 shoda T. : 2011年03月12日 09:29
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