まず、読売新聞の「読者が選ぶ10大ニュース」は
1.尖閣諸島沖で中国漁船が海保巡視船と衝突、海上保安官が撮影ビデオを
流出
2.ノーベル化学賞に根岸氏、鈴木氏
3.宮崎で「口蹄疫」発生
4.113年間で最も暑い夏、気象庁発表
5.鳩山首相退陣、後継に菅副総理・財務相
6.小惑星探査機「はやぶさ」帰還
7.参院選で民主大敗
8.野球賭博関与で琴光喜ら解雇
9.郵便不正事件の押収証拠改ざんで大阪地検特捜検事を逮捕、村木元局長
の無罪確定
10.サッカーW杯、日本は決勝T進出
となっている。
毎日新聞の「あなたが選ぶ 2010年重大ニュース」は、まだ投票中で結果は出ていない。
朝日新聞や産経新聞は、特にこの種の集計はしていないようだ(常時、その時点でのよく読まれている「重大ニュース」を集計しているので、それで充分と考えているようだ)。
時事通信社が選んだ2010年の十大ニュースは
1.尖閣沖で中国漁船衝突。映像がネット流出
2.大阪地検で証拠改ざん。検事、元特捜部長ら逮捕
3.鳩山退陣、菅内閣が発足。参院選で民主大敗
4.小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶり帰還
5.野球賭博で大関琴光喜ら解雇、力士多数が謹慎休場
6.円高で6年半ぶり市場介入。ゼロ金利復活
7.記録的な猛暑、熱中症による死者多数
8.宮崎県で口蹄疫、牛豚29万頭を処分
9.日本航空が経営破綻、改革・再生へ
10.普天間、「辺野古」で日米合意。社民は連立離脱。
となっている。
共同通信や在京新聞など8社の社会部長らが選んだ今年の10大ニュースは
1.小沢一郎民主党元代表の強制起訴決まる
2.郵便不正事件で大阪特捜が証拠改ざん・隠蔽
3.尖閣沖中国漁船衝突、海保ビデオ流出
4.菅内閣誕生。参院選で民主大敗
5.「所在不明」高齢者各地で相次ぐ
6.裁判員裁判で死刑判決、無罪も
7.「はやぶさ」が小惑星の微粒子持ち帰る
8.北朝鮮が砲撃、半島情勢緊迫
9.チリ鉱山事故で奇跡の救出
10.公安情報流出、警視庁が内部調査。
となっている。
一般ニュースではないが、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が発表した「JNSA 2010 セキュリティ十大ニュース」(セキュリティ十大ニュース選考委員会が選んだ)は
1.深刻な情報流出続発
2.WikiLeaksを舞台に震撼が!?
3.クラウドセキュリティマネジメントの国際標準、日本発で検討スタート
4.ガンブラーウイルス改め『ドライブ・バイ・ダウンロード』攻撃
5.図書館システムのDoS濡れ衣
6.スマートフォンのセキュリティ悩み
7.制御システムを狙ったウイルス発生
8.Google、中国から撤退
9.イカタコウイルス作者 器物損壊容疑で逮捕
10.検察による証拠改ざん
となっている。
一般ニュースと共通なのは10.のみだが、検察という「真実」を追求すべき組織による証拠改ざんの衝撃がいかに大きかったかということか。