1月28日00:34am(現地時間)、インターネットの国際ルーティングテーブル上からエジプトのネットワークへの全ルートが突然消えた。
その後も、エジプト全体のほぼ9割以上が「闇」に包まれた状態が続いたが、2月2日11:34am(現地時間)になって復活。現在はほぼ平常に戻っていると云う。
これは反政府運動に手を焼いたエジプト政府が、5社あるという一次プロバイダのうち4社に対して遮断命令を発令、各社がそれに即応した結果。
しかも各プロバイダはルーティングテーブルの書き換えなどの通常の方法ではなく(それだと、全世界に浸透するまで数時間~数日かかる)、いきなりネットワーク機器の電源を落とすことで対応したためらしい。
これに対抗するように、二月になってGoogleはエジプト向けにネット接続なしで Twitter に投稿できるサービスを開始した。
これはインターナショナルな電話番号にボイスメールを残すと、#egypt というハッシュタグ付きでTwitterに自動投稿されるというもの。
投稿されたメッセージは、同じ電話番号に電話をかけて聞くか、Twitterの特別なアカウント(http://twitter.com/speak2tweet)から聞くことができる(実際のメッセージ管理はGoogleが買収した音声プラットフォーム「SayNow」のサーバ上にある)。
なんでもありの Google ・・・面目躍如、か。