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2005年10月04日

ミニコミ、自費出版、ブログ・・・(日常非日常)

ふと、このページに貼ってるGoogle のAdSense 広告を見たら自費出版だとかオリジナル絵本だとか、そんな広告ばかりなのに気付いた。
しかしなんで??
トップに表示されている記事といえば、「彼岸まで」でしょ、MRの30周年にトロンなOS話、MovableType のリリース、そして10月1日では遅すぎる、と合併と消滅・・・って、どこが自費出版につながるんだ??>>Google

Google の AdSense 広告も、けっこうヒットする時と全然クリックがない時があって不思議に思ってたが、そうだったのか。けっこういい加減なのね(-.-)

ま、それはともかく、昔まだ学生だったころ・・・と言うと歳がバレるが(笑)、ミニコミ誌がブームになって、猫も杓子もミニコミ誌を出すと言う状況があった。
グループで出している場合もあれば、完全に個人誌として出されている場合もあり、中には購読費を取っているものもあったが、たいていはやってる人間の自己満足、無料で配ってるものが多かった。
どういう経緯だったか忘れたが、私のところにも群馬とかどこだったかなぁ、けっこう不思議なところからミニコミ誌が送られてきたりとか、ミステリアスなこともけっこうあったもんだ(笑

なぜあの時代にミニコミ誌がブームになったのか?
考えるに、二つの条件が重なったのだと思う。
一つは安保闘争を始めとする一連のムーブメントが終焉し、内省の時代に向かっていたこと。もう一つはテクノロジー的なものだが、コピーと言うものが一般大衆に手の届くものとなって来たことだ。
と言っても、ゼロックスは結構割高で、弱小ミニコミ誌は、ガリ版摺りか青焼きと言うのが一般的であったが。いずれにしても安価に複製する技術が一般化したのと無縁ではなかったと思う。
う?む、どちらももう死語だな(-.-)
ガリ版は、かろうじてリソコピーとして生き残っているが、あれをガリ版と思う人はよほどのテクノロジーオタクだけか(笑
青焼きに至ってはもうどこにも残っていないだろう(-.-)

ま、それはともかく、その後ミニコミ誌は淘汰と言うか、マスコミ化したもの以外はほぼ全滅した。
マスコミ化したものでも、今まで残っているのは・・・結局は最初っからマスコミを目指して出発したロックオンとかニューミュージックマガジンとか、あの手の雑誌だけだなぁ。宝島も残ってはいるが、似て非なるもの。変質してしまったし。マガジンハウスとかその他諸々も・・・

そして・・・今やインターネット時代。
よく考えてみると、ホームページとかブログっていうのは、かつてのミニコミ誌と同じスタンスに立ったものなのかもしれないな、と思う。
技術の進化にしたがって表現技術や手段は変わったが、結局いつの時代もみんなやってることは同じようなことなのかもしれないし、それがまた次の時代を切り開いていくのだろう。

投稿者 shoda T. : 2005年10月04日 20:15

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コメント

青焼きは、オフィス文書のコピーという意味では、残ってないでしょうね(ゼロではないけど)。

現在では、大判で図面や製版フィルムを焼く用途(後者の関係でいまだ身近ではあります)くらいか。まあこれも、CADやCTPでは使わないわけで、あの独特のにおいも懐かしい。

いまはかなり改善されているはずですが、ゼロックスなどの写真式コピーではゆがみなく複製するのがむずかしいので、図面は青焼きだよな、なんて感覚がいまだに残っている :-)

音楽雑誌の一部は、いまでもミニコミっぽい。渋谷陽一系(系って)はマスでも、中村とうよう系はなんだかミニの雰囲気。

投稿者 rcsakai : 2005年10月04日 20:40

製版フィルムは青焼き(俗にあか焼きとも^^)とはちょっと違うのでは?
青写真と違って赤焼き(ジアゾ式)はすぐに変質してしまったんですよね。青写真も死語だなぁ。技術とは離れて抽象的な意味ではまだ使われるけど、元になった技術をどれだけの人が意識してるか・・・

同世代と言うこともあって、渋谷陽一の動向は気になります(笑
しっかし人脈的にはロッキングオンの方がミニコミ的だと思うんですけどねぇ。
すっかりこっち(ソフト)の人になった岩谷宏とか、政治家になった大久保青志とか・・・その点、NMM系は最初っからずっと職人的な人が多い(^^ゞ
NMMからMMへなんてのも、典型的にミニ⇒マスな進化だし(笑

投稿者 shoda T. : 2005年10月04日 21:27

>製版フィルムは青焼き(俗にあか焼きとも^^)とはちょっと違うのでは?

1色刷りフィルムチェック用のものも「青焼き」と呼んでいます。いまは多くが乾式でしょうけど、湿式(ジアゾ)もあるんじゃないかな。

shoda T.さんは渋谷陽一と同世代ですか。書いている内容から、だいたいわかってはいましたけど :-)

渋谷陽一は、ラジオやテレビというメディアをうまく活用しましたよね。そこで突き抜けた。そういえば、わりとよく見る「ショウビズ・カウントダウン」(テレ東)も「企画 渋谷陽一」だ。NHK FMの番組って、さすがにもうやってないですよね?

たしかに人脈はミニコミ的かもしれませんし、あれだけあまり売れそうにない雑誌をたくさん出すアプローチも、ミニコミ的か :-) 彼のバックボーンはよく知りませんけど、出版社経営が趣味に思えてしかたがない。

ミュージックマガジンは、体裁がミニコミの延長みたいなまま。まあ、体裁じゃなくて中身だよ、というのは理解してますが、しかし、ページレイアウトも古くさいしねえ。ま、嫌いじゃないけど。

投稿者 rcsakai : 2005年10月05日 01:17

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