2006年06月03日
ダウンロード販売 | (音楽) |
ここへ来て大手による新たな動きや、以前からあったが最近になって知ったものとかいくつか出てきたので、心覚えにまとめておこう(^^ゞ
まず現状では iTMS が一人勝ち状態のこの分野だが、アマゾンが参入するというニュースが流れたのはもうだいぶ前だ。その後、どうなってるか知らないが。
アマゾンならCDやDVD販売と連動したどんなサービスを打ち出すのか、iTune のようなソフトとの連動をどうするのか興味は尽きないが、やはり最大の関心は品揃えだろう。
正直言って、私にとっては iTMS なんか全然お呼びじゃない。あまりに偏りすぎてるし、99セントが150円とか200円になるってどうよ(-_-;)輸入手数料とか翻訳料が必要なわけじゃあるまいに。
今月になってヤマハがやっている「プレイヤーズ王国」にMusic Marketと言うサービスが追加された。これは誰でも自分のオリジナル楽曲を有料配信することができるサービスだ。ポプコンなどを主催するヤマハらしいサービスとも言える。
誰でも配信登録出来るだけでなく、売価の50%が権利者に入ると言う、この種のサービスでは類を見ないほど多額の還元率も話題の一つだろう。
ただし利用出来るのがプレミアム会員と云う有料会員のみである点と、登録料として2,100円/曲が必要なことが・・・ま、それでも iTMS なんかの、数%の還元率から、さらにJASRACが天引きして云々の世界から見たら、自らが登録したりする手間が掛かるとは言え、大革命なのは間違いないだろう。
しかし、考えてみれば、ソフト(シェアウェア)の場合とか @nifty のiREGiサービスを使って自前で配信した場合とか10?20%程度の手数料を取られるだけで済むことを考えれば、いくらシステム利用料が必要とは言え・・・まだまだ著作権利者には厳しい世界なのだと思ってしまう。
と、それはともかく、実を言うと50%還元なんて言うのは、すでに前例があるのだ。
知ってる人は前から知ってるのかもしれないが、なかなかユニークな Magnatune と言うサイトがある。
ここは著作権利者ではなく、ユーザが値段をつける。購入はアルバム単位で、いちおう$8と言う価格が付いているが、下は$5から上は$18まで選択肢があり、最終的には購入者が決める。
そしてそのうちの50%が著作権者に渡る。
日本でも mF247 と云う、配信で儲けることよりプロモートに主眼を置いていると思われるサービスがある。ここの還元率はどれくらいか知らないが、JASRACを通しての管理の場合はJASRAC規定のものとなると思われる。また別途アーティストページ使用料9,000円と1曲につき1,000円の登録料(?)がかかるようだ。
さらにユニークなダウンロードサイトとしてrecommuni(レコミュニ)というのがある。ここは一種のSNSなのだが、誰でもアップロードして有料配信出来る。ただし正当な権利者がアップローダーとは異なる場合、レコミュニ事務局が正当な権利者と交渉して権利処理や課金徴収分配などをしてくれる。
まぁ、なんて言うか、「復刊ドットコム」の音楽版、みたいなものかな?
他にもいくつかユニークなものや、大手サイトもあるが、それはいずれまた。
投稿者 shoda T. : 2006年06月03日 21:08
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