« 番外編:時代は変わる・・・Pentium からDuo へ | トップ | 日本人はブログがお好き? »

2006年08月08日

変わることの難しさ、変わらぬことの難しさ(日常非日常)

TVなんかほとんど見ないが、最近はたいていの話題のものはネットでも見ることが出来るようになった。
とはいえ、何度も書いていることだが、残念なことに番組に関してはほとんど「公式」には見たり聴いたりすることが出来ない、日本では。少しずつ変わりつつはあるが、しかしまだまだ。
変則的だが、そこに風穴をあけたのが YouTube.com だ。
と、その話はまた別の機会に(^^ゞ
CMに関しては、大手のものはたいてい自社ホームページで公開しているケースが増えて来た。特に話題のものとか、力を入れているものはCM本体だけでなく、メーキングなど微にいり細にいり公開してくれているのは、ある意味ありがたい。
古いCMについては、公開しているスポンサー企業は少ないが、この分野でも YouTube.com は強い味方だ(笑
・・・とずいぶん長い前振りだな(爆笑
前振りだけで紙数は尽きた。続きは・・・・なんてね :-)

冗談はともかく、キリンラガーのCMでチューリップの再結成が見られるとか言うので、キリンのサイトをちょっくら覗いてきた。
う?ん(-_-;)

どこかにも書いたと思うけれど、かつて多分な輝きを放っていたロックキャンディーズと言うバンドがあった。
名前からすると完全なロックバンドと思うかもしれないが、まぁ、どっちかと言うとフォークロックだろうな。そういうテイストのバンド。
さて、彼らは有名になるにつれ名前を変え、音楽のスタイルも少しずつ変化して行き大ヒットにも恵まれ・・・そして現在50代の彼らが今何をしているか。
もちろん今の彼らを評価する人の方が多いのかも知れない。押しも押されぬ○○だからね :-)
でも私的には、年齢を重ねたからと言って、なぜそうなるの?と言うのが正直なところだ。

一方で、たとえば遠藤賢司みたいな人もいる。年齢を重ねて丸くなるなんてことは、この人には無縁なのだろう。
最近の曲、たとえば「ド・素人はスッコンデロォ!」なんてのをライブでやる時は、たった一人でギター抱えブルースハープ吹き、おまけにドラムを叩きながら、もう無茶苦茶としか言いようのない(笑)演奏を繰り広げている。

PANTAも遠賢には負けていない。一方で「リサイクル・デー」や「HONEST JOHN」のような、独自の、丸くはないがそれなりに老成した感じさえ受ける曲を歌う一方で、10代の頃と変わらぬ激しさで「革命戦争宣言」などを唄うのだ。

まぁ、変わり方にもいろいろある。だからそれぞれの変わり方にどうこう言うつもりはない。しかし、私がどちらを潔しとしているかは改めて書くこともないだろう。歳を重ねて変わらないはずはないが、変わるに任せても良いものと守るべきものがあると思う。
キリンラガーのCMを見て、何年か前に、ダウンタウンブギウギバンドが(一日限りだったかの)復活ライブをやった時のことを思い出してしまった。
単なるノスタルジーで昔の曲を演奏しても、昔は帰ってはこない。かと言って現在のあるがままを提示することすら出来ない。
ダウンタウンブギウギバンドの復活ライブの記録を某HPで読んだ時、正直言って呆れてしまった。彼らはその朝、初めてのリハーサルを行い、本番に臨んだ・・・
その時、共演したPANTAをはじめとした現役ロッカー達は、(毎日のように演奏活動しているにも関わらず)前日もその前にもリハを繰り返していたはずなのに、主役がそんなことでいいのかと言う違和感でいっぱいだった。
もちろん、彼らは単なる「同窓会」気分なのだから、それで良いのだと言う意見もあるだろう。しかしそれならレコードコンサートだけで十分じゃないのか?(-_-;)
今現在の自分を投入し、投影してこそ活きた歌を提示出来る。ノスタルジーではなく、遠賢やPANTAの今の唄を聴き、昔の曲を今の演奏で聴ける遠賢やPANTAのファンは幸せなのかも知れない、とつくづく思うのだ。


投稿者 shoda T. : 2006年08月08日 11:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://shoda.tk/MT/mt-tb.cgi/326

コメント

このダウンタウンブギウギバンドの復活コンサートって、日比谷野音でやったものですよね、多分。
 この時にはARB(個人的にはこれも失望)やクレイジーケンバンドなんかも出ていたんですが、トリだったはずなんですが、はっきりいって緊張感の欠片も無いような酷いステージだったと記憶しています。

投稿者 ねふーど : 2006年08月09日 01:43

でしょうね。
いくら天才だろうがマジシャンだろうが、何年も一緒にやってなかった人たちが、たった一回こっきりのリハで素晴らしい息の合った緊張感のある演奏が出来るとは思えません。
ジャズのインプロビみたいな、日ごろ修練している人同士で火花散らす場合はまた別でしょうけど、ポップな予定調和な曲しかやってない方々ではねぇ(笑

投稿者 shoda T. : 2006年08月10日 01:31

コメントしてください

名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスはブログ上には表示されません。私に届くだけです。 TypeKey ID のサイン・インも必須ではありません。持ってる方だけサイン・インすればいいです。




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)